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2024年10月18日

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病害虫発生予報第8号発表!全国でオオタバコガの発生増加予測

「令和6年度病害虫発生予報第8号」の発表について(農水省)

令和6年10月9日、農林水産省は「令和6年度 病害虫発生予報第8号」を発表しました。今回の発表では、向こう1か月間における主要な病害虫の発生予察情報がまとめられています。この情報は、各地域の農業関係者にとって非常に重要なものであり、病害虫の早期発見と適切な防除対策を講じるための指針となります。

豆類に関しては、吸実性カメムシ類の発生が東海や北九州の一部地域で多くなる見込みです。また、ハスモンヨトウ、シロイチモジヨトウ、オオタバコガといった害虫の発生も全国的に増加するか、やや多くなると予想されています。特にこれらの害虫は広範囲にわたり農作物に影響を与えるため、全国的な注意が必要です。

果樹についても注意が呼びかけられており、果樹カメムシ類の発生が南関東、東海、近畿、中国、北九州の一部地域で多くなると予測されています。これにより、果樹の生産にも影響が出る恐れがあり、果樹農家は特に防除対策に気を配る必要があります。

さらに、トマトのコナジラミ類やキクのアザミウマ類といった特定の作物に被害を与える病害虫も、地域によっては発生が多くなることが予想されています。これらの害虫は作物の品質や収穫量に深刻な影響を与える可能性があるため、該当する地域の農家は注意深く対応することが求められます。

国が発表する病害虫発生予報は、都道府県の協力のもと、気象条件や農作物の生育状況、有害動植物の発生状況を総合的に分析して作成されています。植物防疫法に基づき、有害動植物の発生を予測し、経済的かつ効果的な防除対策を講じるための情報が提供されています。この情報を活用することで、農家は病害虫による被害を最小限に抑えることができます。

今回の発表に含まれる情報は、都道府県ごとに提供される発生予察情報をまとめたものであり、具体的な地域ごとの発生状況や詳細については、各都道府県の病害虫防除所のホームページなどで確認することが推奨されています。地域ごとの状況を把握し、それぞれの特性に合った防除対策を取ることが、病害虫の被害を防ぐための最善の手段となります。

農業に従事する皆様は、この病害虫発生予報をもとに、適切な防除計画を立て、作物を守るための準備を整えてください。特に、発生が多くなると予測されている地域では、早めの対応が被害を最小限に抑えるために重要です。

また、農林水産省のウェブサイトでは、都道府県の病害虫防除所へのリンクも提供されています。地域に特化した最新の情報を得るためにも、積極的に活用することをお勧めします。今後も病害虫発生の動向に注視し、適切な対応を続けていくことが、安定した農作物の生産に欠かせません。

⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ

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