2025年5月1日
労務・人事ニュース
電気自動車導入に3万円補助!みやま市の新制度でエコライフを加速
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最終更新: 2025年5月1日 22:32
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最終更新: 2025年5月2日 01:06
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最終更新: 2025年5月1日 22:32
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最終更新: 2025年5月1日 23:32
みやま市 太陽光発電設備や電気自動車の設置・購入費用を補助します。(みやま市ゼロカーボン推進事業補助金)
持続可能な地域社会の構築に向けた具体的な施策として、福岡県みやま市が打ち出した「ゼロカーボン推進事業補助金」が、2025年4月15日より受付を開始しました。本制度は、再生可能エネルギーの導入や省エネルギー機器の普及を促進することを目的とした補助制度であり、個人が太陽光発電設備や電気自動車、蓄電池などを導入する際の費用の一部を市が支援するものです。導入にあたっては条件がいくつか設けられているものの、その補助額は最大で30万円を超えるケースもあり、非常に魅力的な制度といえます。
本制度の最大の特徴は、補助対象となる設備の多様さと、それぞれに設けられた具体的かつ実用的な支援額です。たとえば、太陽光発電設備については1キロワットあたり20,000円、補助上限は80,000円となっており、一般的な家庭用設置容量である4キロワット程度であれば全額近くが補助対象に含まれます。さらに、電力をためて有効活用する蓄電池については、1キロワットアワーあたり20,000円、上限10万円という手厚い内容です。
また、注目すべきは電気自動車の導入にも補助が出る点です。30,000円の定額補助が適用され、購入後の申請も可能なため、手続きのタイミングに柔軟性がある点が評価されています。なお、プラグインハイブリッド車は対象外となるため、完全な電動車であることが条件となります。
加えて、住宅設備における充電インフラ、いわゆるV2H(Vehicle to Home)設備への補助も導入されています。これは、電気自動車から住宅への給電を可能にするシステムで、機器費の1割が補助され、最大で70,000円(太陽光発電と接続していない場合は50,000円)を受け取ることができます。こうした充放電設備は、災害時の非常用電源としての価値も高く、今後の普及が期待される分野です。
給湯設備においても支援が行われており、エコキュートの導入に対しては定額で20,000円の補助が提供されます。対象は二酸化炭素冷媒を使用した高効率タイプに限られますが、省エネ効果が高い上、電力消費の平準化にも貢献することから、家庭の電力コスト削減にも繋がります。
さらに、住宅そのものを高断熱・高効率仕様に整える「ZEH(ゼロエネルギーハウス)」への取り組みに対しては、1平方メートルあたり3,000円、最大30万円の補助が用意されています。この補助は新築や既存住宅の改築にも適用可能であり、建築時から環境配慮を盛り込む家庭にとって非常に有益な制度といえます。ただし、ZEH申請の場合は、太陽光発電設備やエコキュートとの併用申請は不可とされていますので、選択には慎重な判断が必要です。
この制度を利用するための条件にはいくつか注意点があります。まず、すべての対象機器は未使用品であることが求められており、また設置・購入は2026年3月20日までに完了し、実績報告書を提出する必要があります。申請はみやまスマートエネルギー株式会社が受託しており、窓口での持参のほか、郵送での提出も可能ですが、事前の連絡が必須とされています。
さらに、申請対象者にはみやま市内に居住する、または新たに住民票を登録する意思があること、市税の滞納がないこと、申請者自身が対象機器を所有することなどが求められています。リースや屋根貸しといった形式は補助対象外である点も押さえておくべきポイントです。
今回の補助金は、先着順で予算がなくなり次第終了となるため、検討している方には早めの行動が推奨されます。これほど広範な設備を対象にした自治体の補助制度は全国的にも珍しく、まさに市全体での脱炭素への本気度がうかがえる内容です。導入コストの高さがネックとなっていた再エネ設備や電動車両への敷居を大幅に下げることで、市民にとっても企業にとっても大きな前進が期待されます。
⇒ 詳しくはみやま市のWEBサイトへ