2025年7月30日
労務・人事ニュース
「FOOD SHIFTセレクション」最優秀賞はわずか10産品、全国販売のチャンスが広がる
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「時短勤務可」/准看護師・正看護師/デイサービス/介護施設/駅から近くて通いやすい
最終更新: 2025年7月29日 22:33
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「ブランクOK」/准看護師・正看護師/デイサービス/介護施設/車で通えます
最終更新: 2025年7月29日 22:33
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「夜勤なし」/准看護師/学校/介護施設/ブランクのある方も歓迎
最終更新: 2025年7月29日 22:33
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「土日祝休み」/正看護師/小児科/介護施設/夜勤なし
最終更新: 2025年7月29日 22:33
持続的な食料システムの普及に貢献する産品の表彰制度を創設!(農水省)
令和7年7月15日、農林水産省は「ニッポンフードシフト」事業の新たな取り組みとして、「FOOD SHIFT セレクション」という産品の表彰制度を創設し、募集を開始しました。これは、同日に施行された改正食料・農業・農村基本法の理念を社会に広め、持続可能な食料システムをより多くの事業者と共に実現していくための重要な制度です。消費者の食への意識が変わりつつある今、食の未来を担う農林水産業界の生産者や関連事業者にとって、大きなチャンスが訪れています。
この表彰制度は、日本国内で生産された農林水産物やその加工品などを対象に、地産地消の推進、環境配慮型の生産体制、家庭での備蓄向け食品の拡大、訪日外国人向けの地域特産品の開発といった4つの視点に基づき、社会的・経済的に価値のある産品を評価することを目的としています。応募者はこれらの観点から、自らが取り組む産品の魅力やストーリー、美味しさ、または機能性などをアピールし、審査を受けることになります。
今回の募集は、国内で農林水産物の生産や流通、加工などに関わる事業者が対象となっており、応募にあたっては「ニッポンフードシフト」の推進パートナーとして登録する必要があります。ただし、現時点で未登録であっても、応募時に新たに登録すればエントリーは可能です。応募できる産品の範囲は非常に幅広く、米や野菜、果物、畜産品、水産品に加え、味噌や醤油などの調味料、冷凍食品やレトルト食品、総菜や飲料など、日常の食生活に密接に関わるもの全般が含まれています。企業や団体単位での複数エントリーも認められており、地域資源を活かした複数の産品での挑戦が可能です。
審査は三段階に分けて実施されます。まず一次審査では書類審査を通じて、応募産品の中から1000産品が「入賞」として選定されます。次に、部門別に設けられた専門審査委員による二次審査が行われ、「優秀賞」として100産品が絞り込まれます。そして最終審査では、品評会形式でさらに評価が行われ、「最優秀賞」として10産品が選ばれます。これら最終選定された産品は、令和7年11月に開催される表彰式で公式に表彰される予定です。
受賞した産品には、多くの特典が用意されています。「スーパーマーケット・トレードショー2026」への展示をはじめ、全国規模での販売促進が後押しされ、流通各社との連携によってより多くの消費者の手に届けられる可能性が高まります。加えて、受賞産品には「FOOD SHIFT セレクション」ロゴマークの使用が許可され、販促活動やパッケージデザインに活用することができます。特にインバウンド消費や家庭備蓄など成長が期待される分野においては、今後の販売展開にとって極めて大きなアドバンテージとなるでしょう。
応募期間は令和7年7月15日から9月5日までであり、この間に特設ページの応募フォームを通じて申請を行う必要があります。すでに多数の事業者が関心を寄せており、地域に根差した食の魅力を広く発信できる絶好の機会といえるでしょう。
日本の食料システムは、持続可能性を重視した構造改革の途上にあります。農林水産業を基盤とする多くの地域企業が、新しい価値を生み出し、それを全国、さらには世界に届けるためのステージが「FOOD SHIFT セレクション」によって整いつつあります。企業や団体としての想い、地域資源への誇り、そして持続可能な未来への取り組みを形にした産品が、社会に認められ、広がっていくことは、今後のフードビジネスにおける確かな信頼の証となるはずです。
持続可能な社会の構築に貢献する新たな食の選択肢を、あなたの手で多くの人に届けてみませんか。応募は9月5日まで受け付けており、国内の食品関連事業者であれば、規模や地域を問わず参加可能です。今こそ、自社の産品に込めた価値を全国に向けて発信する絶好の機会です。
⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ