労務・人事ニュース

青梅市内製造業向け、採用力と企業ブランドを強化する3日間限定イベント参加企業募集開始

青梅商工会議所では、地域産業の魅力を広く発信し、地元製造業の認知度向上や人材確保につなげることを目的に、「おうめオープンファクトリー2025」を2025年11月6日から8日までの3日間にわたって開催します。現在、このイベントに参加する企業を募集しており、参加申込の締切は6月30日となっています。

この「おうめオープンファクトリー」は、青梅市内の製造業を営む企業が対象で、自社の工場を一般に公開することで、ものづくりの現場を地域住民や見学希望者に直接紹介する貴重な機会です。見学を通じて、企業の日常業務や製品がどのように作られているのかを広く伝えることができるだけでなく、来場者との交流を通じて自社の魅力を再発見するきっかけにもなります。

本イベントでは、参加企業ごとに見学内容や企業情報をまとめた特設ホームページが開設され、地域住民や学生、地元の企業関係者などが自由に見学先を選び、事前申し込みを行う形式が採用されます。また、近隣地域へのチラシ配布などを通じた広報活動も実施されるため、多くの関心層にアプローチできるのが特徴です。参加費は無料でありながら、イベントの告知・運営に関する支援が得られるため、中小企業にとっては低負担で高効果が期待できる企画といえます。

このオープンファクトリーへの参加によって得られる企業側のメリットは多岐にわたります。まず、地元の若者や求職者との直接的な接点が生まれるため、採用活動の強化につながります。また、製品や技術の紹介を通じて、新たな顧客の獲得や取引機会の創出にも結びつくことが期待されます。さらに、社員が来場者に向けて自社の魅力を伝える場面が多く発生するため、プレゼンテーション能力や説明力の向上、企画・運営の実践経験が得られるという副次的効果も見逃せません。加えて、社内での整理整頓や清掃活動（いわゆる「5S」）の強化も自然と促進されるため、職場環境の改善にも寄与します。

特に最近では、企業の採用活動において「職場の雰囲気」や「仕事のやりがい」を見える化することが求められており、実際の作業現場を見学してもらえるオープンファクトリーは、ミスマッチのない雇用促進にもつながります。また、地域に根ざした企業が地域とのつながりを再確認し、ブランド価値を高める機会にもなります。実際に過去の参加企業からは、来場者との交流を通じて従業員の意識向上が図られたとの声も多く寄せられており、企業全体の成長を後押しする貴重な機会と評価されています。

なお、申込みは青梅商工会議所の案内に基づいてオンラインフォームから行う形となっており、申し込み内容には工場の見学内容、実施形態、希望の見学対象者などの基本情報を記入する必要があります。見学希望者の事前申し込み制により、来場者との円滑な対応が可能である点も企業側の準備負担を軽減しています。

このように、「おうめオープンファクトリー2025」は、地域密着型でありながら広域的な発信力も兼ね備えたイベントとして、多くの可能性を持つ取組みです。地域経済の活性化に貢献しながら、自社の成長戦略を支えるチャンスを掴む場として、関心のある企業には早めの申し込みが推奨されます。

⇒ 詳しくは青梅商工会議所のWEBサイトへ