2025年8月17日
労務・人事ニュース
主要6港のコンテナ取扱数が1,171,328TEUに達し輸出入ともに前年同月比増加(令和7年5月分)
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港湾統計速報(令和7年5月分)(国交省)
この記事の概要
令和7年5月における東京・川崎・横浜・名古屋・大阪・神戸の主要6港で取り扱われた外国貿易貨物のコンテナ個数が前年同月比で4.1%増加し、1,171,328TEUに達したことが明らかになった。輸出入ともに増加傾向にあり、特に川崎港と名古屋港の成長が顕著だった。
国土交通省が令和7年7月30日に公表した最新の港湾統計速報によると、同年5月における主要6港での外国貿易貨物のコンテナ取扱個数が、前年同月比4.1%増の1,171,328TEUに達したことが明らかとなった。TEUとは、20フィートコンテナ換算の単位であり、国際的に標準化された貨物取扱の指標である。今回の統計では、輸出が574,138TEUで前年同月比4.4%増、輸入が597,190TEUで3.8%増となっており、全体として貿易活動が活性化している様子がうかがえる。
特に東京港では、輸出入の両方が増加しており、総取扱個数が366,979TEUとなり、前年同月比で7.0%の伸びを記録した。輸出は164,680TEU(7.2%増)、輸入は202,299TEU(6.8%増)であり、首都圏の経済活動の堅調さを反映していると見られる。川崎港においては、輸出の伸びが非常に高く、前年同月比で31.0%増となる4,089TEUを記録した。一方で、輸入は3,477TEUで4.1%減少しており、港湾ごとの輸出入バランスに差が出ていることがうかがえる。
横浜港では、コンテナ取扱個数は225,859TEUと前年同月比でほぼ横ばいの0.2%増だった。輸出が121,455TEU(2.2%増)、輸入が104,404TEU(2.1%減)となっており、やや輸出超過の傾向が見られる。中部地域の中心である名古屋港では、輸出入ともに大きく増加し、合計で220,876TEU(9.6%増)となった。輸出が111,775TEUで9.0%増、輸入が109,101TEUで10.2%増と、バランスの良い成長がみられる。
関西エリアの主要港である大阪港と神戸港についても注目すべき点がある。大阪港では、輸出入合計で176,493TEUと4.3%の増加となっており、特に輸出が80,114TEU(5.9%増)、輸入が96,379TEU(2.9%増)であった。一方の神戸港では、総数で173,555TEUと前年同月比で3.2%減少した。輸出が92,025TEUで4.5%減、輸入が81,530TEUで1.7%減となっており、他港に比べてやや低調な推移となっている。
今回の統計は、全国163の甲種港湾における月次調査のうち、東京・川崎・横浜・名古屋・大阪・神戸の主要6港を対象に速報値としてとりまとめられたものであり、将来的に「港湾統計月報」などにより改訂される可能性がある点にも注意が必要である。また、TEU換算の基準については、コンテナの長さに応じて変動するものであり、詳細は港湾統計月報に基づくとされている。
このように、日本の主要港では輸出入ともに緩やかな増加傾向が続いており、とくに東京港や名古屋港の安定的な成長が目立っている。今後の経済見通しを占う上でも、こうした港湾統計は企業にとって重要な経済指標となり得る。サプライチェーンの再構築や港湾の整備計画を進める際の判断材料としても有用であり、物流や貿易に関わる企業や自治体にとっても、常に最新のデータに注目することが求められる。
この記事の要点
- 令和7年5月の主要6港におけるコンテナ取扱数は1,171,328TEUで前年同月比4.1%増
- 東京港では取扱数が366,979TEUに達し、7.0%の成長を記録
- 名古屋港の輸入は前年同月比10.2%増で顕著な伸びを示した
- 神戸港は唯一前年同月比でマイナス成長となった
- 川崎港では輸出が31.0%増と大きな成長を見せた
- TEUは20フィートコンテナ換算の国際基準単位である
⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ