2025年9月2日
労務・人事ニュース
令和7年度北九州市が中小企業の人材確保を支援助成金は最大40万円
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最終更新: 2025年8月31日 22:36
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令和7年 北九州市 中小企業人材確保支援助成金
この記事の概要
北九州市は市内中小企業の人材確保を支援するため、中小企業団体が行う若年者や女性を対象とした業界の魅力発信や職場環境改善の取り組みに対して、必要な経費の一部を助成する制度を実施する。助成金は対象経費の2分の1以内で限度額40万円となっており、令和7年4月7日から随時申請を受け付けている。
北九州市では、地域産業の持続的な発展と人材不足の解消を目的として「中小企業人材確保支援助成金」を設け、市内の中小企業団体が行う独自の人材確保活動を後押ししている。対象となるのは、市内に事務所を有する事業協同組合や一般社団法人、あるいは任意団体などの中小企業団体で、その構成員の4分の3以上が北九州市内に事業所を有する必要がある。また、市税を滞納していないこと、暴力団との関わりがないこと、さらに組織として定款や会則が整備され、会計運営が適正であることなどが求められる。
対象となる事業は幅広く設定されている。例えば、業界全体の魅力を若年層や女性に発信するための啓発事業があり、学生を対象としたものづくり現場の体験見学会やサービス業の魅力を伝えるセミナー、業界紹介のホームページやリーフレット作成などが該当する。さらに、学生や教育関係者との交流事業も対象で、若手社員との意見交換会や経営者と教員・保護者との座談会などを通じて業界の理解を深める取り組みが助成対象となる。
また、職場環境改善を目的とした事業も重要な支援対象であり、就業規則や給与規定の見直しに関する勉強会、作業環境改善に向けた研究会、さらには管理職のマネジメント研修や経営者向けのワーク・ライフ・バランス推進研修なども助成の対象となる。これらの活動は、若年層の定着率向上や女性の就労促進に直結することから、市内中小企業にとって実践的で効果的な施策といえる。その他にも、人材確保のために特に有効と認められる事業であれば助成対象に含まれるため、団体ごとに多様な取り組みが可能である。
助成金額は対象経費の2分の1以内で、上限は40万円と定められている。対象経費には、専門家への謝礼金や講演依頼の旅費、採用活動のための国内旅費、会場や機材の借上げ料、チラシやホームページ制作などの委託料、学生が参加する際の傷害保険料、実習で必要となる教材や材料費、資料作成のための印刷費などが含まれる。ただし、消費税や振込手数料、団体内部の講師に支払う謝金などは対象外となる点には注意が必要である。
募集は令和7年4月7日から開始され、予算が終了するか令和8年2月27日まで受け付けられる。申請後は書類審査が随時行われ、妥当性や有効性が確認された場合に交付決定がなされる。その後、事業終了後20日以内に実績報告書を提出し、交付額が確定したのちに助成金が支払われる仕組みである。必要に応じてヒアリングが行われる場合もあり、事業内容の適正性が重視される。
この助成制度は、特に人材不足が顕著な地域産業において、若年者や女性の関心を高め、働きやすい職場づくりを推進する大きなきっかけとなる。人材確保に苦戦している中小企業にとって、採用活動や職場環境改善に係る費用の一部が公的に支援されることで、新しい取り組みに挑戦しやすくなる。結果として、地域全体の産業基盤の強化につながり、安定した雇用環境を生み出す効果が期待される。
この記事の要点
- 北九州市は中小企業団体の人材確保支援に助成金を交付
- 助成金は対象経費の2分の1以内で上限40万円
- 対象事業は啓発、交流、職場環境改善など幅広い取り組み
- 募集期間は令和7年4月7日から令和8年2月27日まで
- 実績報告は事業終了後20日以内に提出が必要
⇒ 詳しくは北九州市のWEBサイトへ