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2025年9月1日

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令和7年度福岡市が市民団体の環境活動に最大50万円を補助する制度を開始

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令和7年 福岡市 未来へつなげる環境活動支援事業補助金


この記事の概要

福岡市は令和7年度に「未来へつなげる環境活動支援事業補助金」の申請受付を開始する。市民団体やNPO法人などが実施する市民参加型の環境活動を対象に、最大50万円を上限とする補助を実施し、地球温暖化対策やごみ削減、自然保護、環境教育など幅広い活動を後押しする制度である。


福岡市は、市民が主体的に取り組む環境活動を支援するため、令和7年度も「未来へつなげる環境活動支援事業補助金」の申請を受け付けることを発表した。この制度は、未来の世代に美しい地球環境を引き継ぐことを目的に、市民団体やNPO法人などが実施する市民参加型の活動を補助するものであり、令和7年4月1日から申請受付が開始される。

補助金の対象となる事業は、市民が実際に参加する取り組みであることが条件で、具体的には地球温暖化対策、ごみの減量やリデュース・リユース・リサイクルの推進、自然環境の保護、環境美化、そして環境教育やSDGsの普及啓発に関連する事業が該当する。制度の特徴として、活動の規模や内容に応じて「団体活動支援コース」と「環境イベント支援コース」という2つの枠組みが設けられている。

団体活動支援コースは、年間を通じて環境活動を行う団体を支援するもので、さらにAとBの2種類に分けられている。コースAは7人以上の団体で、3年以上の活動経験を持つ団体を対象とし、対象経費の4分の3以内で上限50万円が補助される。コースBは3人以上の団体であれば申請可能で、上限は20万円までとなっている。いずれのコースも、申請期間は令和7年4月1日から同月30日までで、審査ではプレゼンテーションや質疑応答が求められる。活動実績があり、市民参加を積極的に推進している団体にとって、大きな支援となる内容である。

一方、環境イベント支援コースは単発のイベントや講座を対象とした制度で、3人以上の団体で来場者見込みが15人以上の事業を行う場合に申請できる。対象経費の5分の4以内を補助し、上限は10万円だが、地球温暖化対策やプラスチックごみ削減、森林資源活用に関するイベントであれば12万円まで支援される。さらに、同一団体が申請できるのは累計2回までとなっており、イベントの継続的な開催を促進する仕組みになっている。申請は令和8年1月30日まで随時受け付けられるが、事業開始の2か月前までに申請書を提出する必要があり、予算に達した場合は受付が終了する点に留意が必要である。

イベント支援コースで対象となる活動は、市民が環境問題を身近に考えるきっかけを提供するものであることが条件とされている。例えば食品ロスを減らすためのエコクッキングイベントや、リサイクルをテーマにした手芸講座やフリーマーケット、海ごみ削減に向けた清掃活動と講座の組み合わせなどが具体例として示されている。これらの取り組みは市民の意識向上につながるだけでなく、実践的な学びを提供する効果が期待されている。

申請にあたっては、営利を目的としないこと、宗教や政治活動を目的としないこと、さらに福岡市内で活動を行うことが要件とされている。また、福岡市の他の補助金を受けていない団体である必要もある。こうした要件は、活動の公共性と透明性を高め、市民に信頼される取り組みを後押しするために設けられている。

この補助金制度は、市民団体やNPO法人が独自に展開する活動を支えることで、地域社会における環境意識の向上と行動変容を促す仕組みとなっている。特に、団体活動支援コースでは年間の取り組みを持続的に支えることができ、環境イベント支援コースでは単発ながらも市民の参加を広げる機会を生み出す。いずれも地域の特性を生かした柔軟な活動を可能にする点が大きな魅力である。

この記事の要点

  • 福岡市は令和7年度も市民参加型の環境活動に補助金を交付
  • 団体活動支援コースは最大50万円まで補助、活動経験に応じた区分あり
  • 環境イベント支援コースは最大12万円まで支援、累計2回まで申請可能
  • 申請は4月1日から開始、団体活動支援は4月30日必着、イベント支援は1月30日まで随時受付
  • 営利や宗教・政治活動を目的とする団体は対象外で、市内での活動が条件

⇒ 詳しくは福岡市のWEBサイトへ

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