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2025年9月5日

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令和7年 千葉県が最大400万円補助、木の内装や什器導入で施設支援

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令和7年度県産木材を使用した内装や木製品の設置に係る補助金の募集の開始について(ちばの木ふれあい空間創出事業補助金)


この記事の概要

千葉県では、県産木材の利用を促進するため、公共施設や多くの県民が利用する民間施設において内装や木製品を設置する際に経費の一部を補助する「ちばの木ふれあい空間創出事業補助金」の募集を令和7年5月8日から開始しました。補助額は最大400万円で、施設の展示効果に応じて補助上限が変動します。


千葉県は、成熟した森林資源の循環利用と、県産木材の需要拡大を目的として、令和7年5月8日より「ちばの木ふれあい空間創出事業補助金」の募集を開始しました。この取り組みは、木材を活用した温もりある空間づくりを通じて、森林の健全な育成と地域経済の活性化を図ることを狙いとしています。具体的には、公共建築物に加えて、展示効果の高い民間施設において県産木材を使用した内装や木製品の設置に対し、その経費の2分の1以内を補助する制度です。

補助対象となる施設は、千葉県内にある公共建築物および銀行や郵便局、駅の待合室、観光施設、ショッピングモール、病院など多くの人が日常的に利用する民間施設が想定されています。こうした施設での木材利用は視覚的な訴求力が高く、訪れる人々が木の質感や香り、温かみを体感できることから、県産木材の魅力を直接伝える効果的な手段となっています。

対象事業は大きく二つに分かれており、一つは天井、床、壁、窓枠、外壁などの内外装を県産木材で仕上げる「木質化」の工事、もう一つは机や椅子、ベンチ、棚、間仕切りなど、主に県産木材を使用した什器を設置する「木製品の設置」です。いずれの事業も、単なる建築資材としての木材活用にとどまらず、利用者の快適性や地域資源への理解を深める取り組みとして位置付けられています。

補助金の上限は基本的に100万円までとされていますが、年間利用者数が2万人を超えるような高い展示効果が見込まれる施設では、所定のPR表示板の設置に加え、独自の県産木材のPR活動を実施することを条件として、補助上限が最大400万円まで引き上げられます。これは、特に人の出入りが多い施設における情報発信力を高く評価し、より強力な支援を行う仕組みです。

過去の採択事例としては、保育園や幼稚園での木質内装や絵本棚、カフェでの木製什器の導入、鉄道駅でのベンチの設置、病院や介護施設での腰壁の木質化など、実に多様な分野で県産木材の利用が進められてきました。特に最近では、ショッピングセンターや空港施設における導入例も増えており、木のぬくもりを感じられる空間づくりは消費者の心理的な安心感や滞在意欲を高める効果もあるとされています。

この制度の特徴は、単なる資材補助ではなく、利用者体験や地域資源の魅力を最大限に引き出すための設計が求められる点にあります。申請前には必ず事前相談が必要とされており、千葉県が掲げる木材利用推進の方針に即した事業計画が求められます。また、事業の実施にあたっては、木材の原産地や施工方法に関する明確な情報開示が必要とされることから、補助金の透明性と信頼性を担保する体制も整備されています。

このように、ちばの木ふれあい空間創出事業補助金は、施設運営者にとって木材を使った空間演出に取り組む絶好の機会であり、利用者にとっても自然とのふれあいを感じられる快適な環境を提供するための大きな一歩となるものです。さらに、県産材の使用拡大は林業の活性化にもつながり、地域経済全体に好循環をもたらすと期待されています。

今後も事例集は随時更新されていく予定であり、新たに木材導入を検討している施設にとっては、具体的な導入イメージを得るうえで非常に参考になります。導入を検討している事業者は、早めに千葉県の担当部署へ相談することが推奨されており、施設の規模や利用者数、設計内容に応じた適切なアドバイスが受けられるようになっています。

この記事の要点

  • 千葉県が県産木材の活用を促進する補助金制度を令和7年5月8日から開始
  • 対象は県内の公共施設と展示効果の高い民間施設
  • 補助対象は内装の木質化や木製什器の設置など
  • 基本の補助上限は100万円、条件により最大400万円まで引き上げ可能
  • 補助率は経費の2分の1以内
  • 申請には事前相談が必須であり、設計内容やPR活動も重視される
  • 過去には空港、保育園、病院、カフェなど多彩な導入実績がある
  • 県産木材の利用拡大と森林資源の循環活用が目的

⇒ 詳しくは千葉県のWEBサイトへ

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