2025年9月8日
労務・人事ニュース
令和7年 宮古市が種駒購入費の半額を補助、1人6万駒以上が対象に
- 有料老人ホームでの訪問看護師のお仕事/即日勤務可
最終更新: 2025年9月7日 09:34
- 訪問看護ステーションでの訪問看護師のお仕事/車通勤可/即日勤務可
最終更新: 2025年9月7日 09:34
- 充実の年間休日120日訪問看護師求人/車通勤可/即日勤務可/シフト
最終更新: 2025年9月7日 09:34
- 看護師/舞松原駅/福岡市東区/福岡県
最終更新: 2025年9月7日 11:01
令和7年 宮古市のしいたけ生産・補助金
この記事の概要
宮古市では、しいたけ生産の主産地化を目指し、生産規模の拡大と品質向上のための補助制度を展開しています。種駒の購入、ほだ木の整備、さらには生産施設の整備に対しても補助金を交付し、いずれも市内の生産者や生産組合を対象に助成を行っています。
宮古市では、地域の特産品としてのしいたけの生産を強化するため、「宮古市しいたけ主産地化推進協議会」が運営されており、この協議会を基盤として各種の補助事業が展開されています。協議会は市内のしいたけ生産者と関係機関をつなぐ役割を担い、生産技術の向上を目的とした研修会の開催や、関係者間の連絡調整など、継続的な支援活動が行われています。加えて、この協議会への加入は、補助金申請の採択要件となっており、支援を受けるには会員であることが前提となります。
市が実施している補助制度の一つに「宮古市菌茸類生産拡大対策事業費補助金」があります。これは、種駒を購入する際に生産者が負担する経費の半額を助成するもので、購入先は新岩手農業協同組合または宮古地方森林組合に限られています。なお、補助対象となるのは、宮古市しいたけ主産地化推進協議会の会員が行う生産拡大の取り組みに限られ、1人あたり6万駒以上の種駒購入が条件とされています。申請の際は、生産者個人ではなく事業者が取りまとめを行う形式となっているため、事前に購入先に相談することが推奨されます。
さらに、市では「宮古市しいたけほだ木整備事業費補助金」も設けており、しいたけの生産基盤となるほだ木の造成に対して支援を行っています。この制度は、1つの生産組合が100立方メートル以上のほだ木原木を造成する場合に適用され、費用の半額が補助されます。対象となるのは、しいたけ主産地化推進協議会に加入する生産組合に限定されており、補助金申請は各組合を通じて行う仕組みです。申請に関しては、市の農林課林政係へ事前相談が必要であり、要件を満たしたうえでの申請が求められます。
また、しいたけをはじめとする特用林産物の生産施設を整備する事業に対しても、宮古市は「宮古市しいたけ等特用林産物生産施設整備事業費補助金」を設けています。これにより、栽培ハウスや選別場、乾燥施設など、生産に必要な各種施設の整備を促進し、生産量の増大と所得の向上を図ることを目的としています。こちらの補助制度も、ほだ木整備と同様に協議会の会員で構成された生産組合が対象となり、施設の整備にかかる費用の2分の1が補助される仕組みです。
これら一連の制度はいずれも、協議会に加入していることを前提条件としており、市としては協議会を軸に地域ぐるみでの生産強化と流通体制の整備を進める姿勢を明確に打ち出しています。生産者個人の取り組みでは難しい部分を、組織としての連携により補い、宮古市全体としてしいたけ産業の成長を目指している点が特徴です。なお、各制度の詳細については市の農林課農政係または林政係が窓口となっており、申請を検討している方は早めの相談が推奨されます。
この記事の要点
- 宮古市はしいたけ生産の拡大と品質向上を目的とした補助制度を展開
- 協議会への加入がすべての補助事業の採択要件となっている
- 種駒購入費は1人あたり6万駒以上購入で1/2を補助
- ほだ木造成は1組合100立方メートル以上で原木単価の1/2を補助
- 施設整備費も補助対象で、費用の半額を市が助成
- いずれも事前相談と生産組合単位での申請が必要
⇒ 詳しくは宮古市のWEBサイトへ