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2025年6月4日

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令和7年 富里市での創業支援が充実、最大50万円補助で事業開始を後押し

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令和7年 富里市創業・事業承継応援補助金

千葉県富里市では、地域経済の活性化と新たなビジネスの創出を促進するため、市内で初めて創業や事業承継を行う事業者を対象に、補助金を交付する制度を設けています。この「富里市創業・事業承継応援補助金」は、起業や事業継承という経済活動の転機に立つ事業者を資金面で支援し、地域に根差した持続可能なビジネスモデルの確立を目的としています。

この制度の利用に際しては、いくつかの要件が定められており、申請時点で市内に居住または事業所を構えることが必須です。個人事業主であれば、住民基本台帳に登録されていることが求められ、法人であれば市内に実際の事業所が必要です。さらに、創業または承継後1年以上にわたって事業を継続する意思があること、そして実際に申請者がその事業の運営に携わることが条件とされています。これは、単なる資金援助にとどまらず、地域に密着した経営者を育て、地域産業の中核を担う人材を育成するための方針といえます。

また、補助金の申請には、千葉県信用保証協会の「創業スクール」または富里市商工会が開催する「とみさと創業支援セミナー」の修了が必要となり、加えて、富里市商工会による推薦も求められます。これは、事業計画の妥当性や将来性を第三者機関が確認することで、支援の対象となる事業の質を担保し、より実効性のある制度運用を行うための仕組みです。

補助金の額は一事業者あたり最大で50万円までで、対象となる経費の2分の1以内が補助されます。対象経費には、創業に必要な申請書類作成のための司法書士や行政書士への支払い、店舗の賃料、開業に伴う内装・外装工事費用、市場調査にかかる実費、広告宣伝費用などが含まれます。特に広報費については、パンフレット作成費、展示会出展費、見本品の購入費用に至るまで多岐にわたる支出がカバーされており、販路開拓に力を入れる事業者にとっては非常に心強い支援内容です。

なお、補助の対象とならない業種や契約形態も明記されており、たとえば風俗営業に該当する業種やフランチャイズ契約に基づく事業、その他市長が適切でないと判断する事業は除外されます。また、補助金の交付決定前に発生した経費についても対象外とされているため、申請のタイミングには注意が必要です。

申請に必要な書類としては、交付申請書、収支予算書、誓約書、推薦書、市税の納税証明書、住民票または登記事項証明書、営業許可証の写し、見積書などが挙げられています。これらの書類を揃えて市役所商工観光課に提出することで申請が可能となりますが、内容に不備があると受理されない場合もあるため、申請前の準備が重要です。

この補助金制度は、創業者にとっては初期投資の負担軽減につながり、事業承継者にとっては円滑な事業引継ぎを後押しするものです。経営者としての第一歩を支援するこの仕組みを活用することで、地域におけるビジネスの持続と発展が期待されており、市としても中長期的な経済振興のための重要な施策と位置付けています。これから創業を目指す方や、事業承継を検討している方にとっては、是非とも活用を検討したい制度といえるでしょう。

⇒ 詳しくは富里市のWEBサイトへ

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