2025年6月9日
労務・人事ニュース
令和7年 弘前市が空き家リフォームに最大100万円補助、地域再生を目的に1件限定で募集
- 看護師/北九州市八幡西区/福岡県/西山駅
最終更新: 2025年6月8日 11:01
- 「夜勤なし」/准看護師・正看護師/病院/オンコールなし
最終更新: 2025年6月8日 22:32
- 看護師/通勤手当/他 再雇用/昇給/福岡市博多区/呉服町駅
最終更新: 2025年6月8日 02:36
- 「ブランクOK」/准看護師・正看護師/介護施設/残業ありません
最終更新: 2025年6月8日 22:32
令和7年度弘前市空き家活用リフォーム事業費補助金
青森県弘前市では、地域コミュニティの維持や再生を目的とした空き家活用を支援するため、リフォーム費用の一部を助成する「空き家活用リフォーム事業費補助金」制度を令和7年度も実施します。高齢化や人口減少が進む中、使われなくなった住宅を地域資源として再生し、地域の活性化を図る取り組みとして、移住促進や多世代交流など幅広い用途が期待されています。
この制度では、弘前市外からの移住者向けの住宅活用や、子ども食堂、高齢者サロン、シェアキッチン、放課後デイサービスといった地域福祉・交流の場として空き家をリフォームし、10年以上継続して活用することを前提に、最大で100万円の補助金が支給されます。補助率はリフォーム費用の2分の1で、エネルギー効率の高い住環境の整備も必須条件の一つとされています。
具体的には、対象となるリフォーム工事には省エネ性能の向上が求められ、外気に接する開口部や壁、床、屋根などの断熱性能、あるいはエコ住宅設備の導入が条件となります。エコ設備には、太陽熱利用システムや高断熱浴槽、高効率給湯器、蓄電池などが含まれており、これらのうち2項目以上を満たす必要があります。
申請対象者は、空き家の所有者、相続人、または所有者の同意を得た第三者(法人を含む)で、施工は弘前市内に本店を持つ法人、または市内に住所のある個人事業者に限定されます。市外の施工業者による工事は対象外となるため、地元業者の育成という観点でも地域経済への好影響が期待されています。
申請の受付期間は令和7年5月7日から12月26日までで、先着1件のみの採択という限られた枠となっているため、希望する方は早めの対応が求められます。申請前に工事契約を締結してしまうと補助対象外となるため、事前の準備と確認が不可欠です。また、他の補助金との併用はできず、対象となる事業は令和8年1月31日までに完了している必要があります。
リフォーム後の空き家は、遅くとも令和8年3月31日までに地域貢献目的で活用を開始し、その後10年間にわたって継続的に使用される必要があります。この間、活用状況を毎年報告する義務があり、目的外使用や活用中止の場合には補助金の返還が求められる可能性もあるため、長期的な計画と責任ある運用が求められます。
弘前市が進めるこの制度は、空き家問題と地域コミュニティの再生という二つの課題を同時に解決する新たなアプローチとして評価されており、地元企業や団体、移住希望者にとっても魅力ある施策です。空き家を単なる住宅資産としてではなく、地域づくりの資源として捉え直す機会として、多くの関係者にとって重要な制度となるでしょう。
⇒ 詳しくはの弘前市WEBサイトへ