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2025年6月7日

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令和7年 最大20万円補助!三条市の大谷ダム周辺でイベント開催を支援する制度が始動

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令和7年 【三条】大谷ダム等周辺の賑わい創出支援

新潟県三条市では、今後予定されている国道289号・八十里越区間の開通を見据えて、地域活性化の一環として「大谷ダム等周辺賑わい創出支援事業補助金」の制度を実施しています。この補助金は、大谷ダムが位置する三条市大谷周辺地域において、観光誘致や地域振興を目的としたイベントや取り組みを支援するものです。補助金の対象は、市町村や地域の地縁団体、特定非営利活動法人、または市町村と企業や団体で構成された協議会、あるいはその目的のために設立された実行委員会など、営利を目的としない団体に限定されています。該当するのは、三条地域振興局の管内に属する自治体や組織で、営利活動を目的としない地域貢献の意図を持つ事業体が主な対象です。

補助対象となる事業は、八十里越の開通に伴う地域のにぎわい創出を目的として行われるものであり、具体的にはイベントや祭事、地域行事の開催が想定されています。これに加えて、三条地域振興局長が特に必要と認めた活動も補助対象となり、例えば県央地域の製造業やデザイン業、機械設計業など、地域のものづくり産業と密接に関連するような創造的な事業にも広く門戸が開かれています。こうした取り組みは、地域の文化や産業の魅力を再発見し、訪れる人々に新たな価値を提供する重要な役割を担っています。

補助金として認められる経費は多岐にわたり、外部講師の謝金や旅費、イベント会場の設営費、備品の使用料や賃借料、警備業務やイベント企画の委託費、チラシやポスター、ウェブ媒体を活用した広報活動にかかる費用、そして必要な物品の購入費などが含まれます。ただし、飲食に関する費用や販売目的の物品、あるいはパソコンなど汎用的に他用途へ転用できる資産の取得費は対象外となっており、あくまでも事業遂行に直結する費用に限られます。申請する際は、これらの項目に対して明確な費用計画を立て、適切な資料を添付して提出することが求められます。

補助率は経費の2分の1で、1つの事業につき最大で20万円(200千円)までの補助が可能となっています。たとえば、総事業費が40万円のイベントを実施する場合、その半額にあたる20万円が補助され、残りの費用は実施団体自身の負担となります。この仕組みにより、団体側は一定の自己負担を前提にしながらも、外部支援を得ることでより質の高い活動が実現できる環境が整っています。

この補助金制度を利用する際には、いくつかの条件もあります。特に重要なのが、広報活動を行う際に必ずこの事業が「新潟県三条地域振興局 大谷ダム等周辺賑わい創出支援事業」であることを明示する点です。また、可能な範囲で参加者の満足度を測るアンケートを実施することが推奨されており、事業の成果や今後の改善に向けた情報収集の観点からも重要とされています。こうした点は、単なるイベントの実施にとどまらず、地域との双方向的な関係構築を目指す姿勢が感じられます。

この支援制度は、単に地域での催しを増やすためのものではなく、地域資源の価値を再認識し、将来的な観光振興や地域経済の活性化を図る長期的なビジョンの一環として位置づけられています。八十里越の開通によって交通の便が格段に向上することが見込まれる中、地域の持つ歴史や文化、自然環境を活かした魅力的な企画は、訪れる人々だけでなく地域住民にとっても誇りとなる存在です。

この制度の利用を検討している団体や自治体は、早めに事業の骨子を固め、予算計画や実施体制についても明確にしたうえで申請手続きを進める必要があります。補助金の交付には審査が伴うため、取り組みの社会的意義や地域貢献の度合いが評価されるポイントとなるでしょう。地域の魅力を高めることに関心のある団体や、地域行事の再構築を模索している自治体にとって、この支援制度は貴重な機会となるはずです。三条市周辺で活動する団体の皆様には、ぜひこの補助金制度の活用を前向きに検討していただきたいところです。

⇒ 詳しくは新潟県のWEBサイトへ

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