労務・人事ニュース

令和7年 津南町特産品・名産品開発支援補助金

津南町では、町内の事業者が地域資源を活用した商品開発に取り組むことを積極的に後押しするため、特産品・名産品の新規開発にかかる経費の一部を補助する制度を設けています。この制度は、町のブランドイメージ「ゆき　みず　だいち　つなんまち」の普及と定着を目的としており、地域経済の活性化と町の魅力向上を両立させる仕組みとなっています。

この補助金の対象となるのは、津南町内に事業所を有する、または開設予定の中小企業者もしくは個人事業主で、自らが事業の主体となり、補助金確定後も3年以上にわたって継続的な事業運営が見込まれる方です。また、町税を滞納していないこと、反社会的勢力と無関係であること、そして開発した商品を原則として津南町のふるさと納税返礼品として登録する意思があることが条件です。

対象となる事業は、地域資源を活かした加工品や製品の開発、あるいはその販売活動に関するもので、商品完成が補助事業終了時に確認できる必要があります。さらに、町のイベントや物産展などでのPR活動への協力、公式ロゴマークのパッケージ使用、飲食業の場合には津南産の食材を活用しメニュー表などでの表示が求められます。

補助の対象経費には、専門家の招致費や委託料、広告宣伝費、また町長が必要と認めたその他の経費が含まれます。補助率は対象経費の2分の1で、補助上限は25万円です。たとえば、50万円の経費を計上した場合、最大で25万円の補助を受けることができ、1,000円未満の端数は切り捨てとなります。

申請期間は令和7年4月1日から同年12月26日までで、必要書類を津南町役場観光地域づくり課へ提出する必要があります。申請後は約2週間で交付決定の通知が届き、その後の事業進行中に内容に変更がある場合は変更申請が必要です。事業は3月31日までに完了させる必要があり、完了後は実績報告書を提出し、補助金額が確定されたのちに請求書を提出すると、2週間程度で指定口座に補助金が振り込まれます。

この制度は、地域に根差した商品を生み出すチャンスであり、地元の素材や文化を反映させた魅力的な特産品を全国へ発信する足がかりにもなります。地域ブランドと経済活動が連携することで、事業者の成長と町全体の発展を両立する持続可能な仕組みとして、注目されています。

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