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2025年9月7日

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令和7年 水稲30a以上の農業者対象、由利本荘市が渇水対策に最大20万円を補助

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令和7年 由利本荘市農作物渇水対策緊急支援事業


この記事の概要

由利本荘市では、令和7年6月からの少雨による水不足に対応するため、農業者や農業法人を対象に、かん水用ポンプなどの機器購入・借り上げ、またはそれらの運転に要する経費の一部を補助する緊急支援制度を開始しました。申込期間は令和7年8月18日から10月31日までです。


令和7年6月以降、由利本荘市では記録的な少雨が続き、農作物の生育に深刻な影響を及ぼす水不足が顕在化しています。この異常気象に対する緊急的な対応として、市は「農作物渇水対策緊急支援事業」を開始し、市内で農業に従事する個人農業者や農業法人、農業団体等に対して、かん水設備の導入や運転に要した経費の一部を補助する支援策を打ち出しました。特に水稲については、作付面積が30アール以上の農業者を対象とし、園芸作物も販売目的であれば対象に含まれます。

支援対象となる経費には、ポンプや散水車などの購入費、または借り上げ料が含まれており、ポンプの運転に必要な発電機の借り上げについても、ポンプとセットであれば補助の対象になります。また、排水ホースや300リットル以上のタンクの購入費も対象に含まれます。さらに、これら機器の運転にかかる燃料費や光熱費も補助対象として認められており、市長が用水確保に必要と判断した経費についても柔軟に対応される点が特徴です。

補助金額は経費の種類によって上限が設定されています。ポンプやタンクなどの購入費や借り上げ料に対しては、個人の場合で上限10万円、法人・団体等は上限20万円までの支援が受けられます。一方、燃料費や光熱費といった運転経費に対しては、個人で最大5万円、法人・団体等で最大10万円まで補助が可能です。いずれも対象経費の半額以内が補助され、消費税は補助対象に含まれません。また、経費総額が1万円を超えない場合は補助対象外とされており、補助金額の1,000円未満の端数も切り捨てとなります。

申込期間は令和7年8月18日から10月31日までであり、申込書の提出は由利本荘市産業振興部農業振興課または各総合支所の産業建設課が窓口となっています。申請には支出を証明するための書類、具体的には請求書や領収書の写しに加えて、ポンプやタンクなど購入品の写真、型番が確認できる写真、さらに作業内容を記録した作業日誌が求められます。作業日誌は自由様式ですが、どのような渇水対策を、いつどこで実施したかが明記されていることが重要です。また、ポンプの使用がすでに終了していて写真が提出できない場合は、日誌により実施内容を明確に記載することで対応が可能です。

さらに、補助金を振り込むために必要な金融機関の口座情報も提出書類に含まれます。口座名義人や番号などが確認できる通帳の写しなどが該当します。このように、書類の不備があると審査が遅れる可能性もあるため、必要書類を漏れなく準備し、早めに提出することが望まれます。

今回の制度は、異常気象に直面する農業現場を迅速かつ柔軟に支える取り組みであり、生産者の経営を守るための重要な支援策です。用水確保のために自助努力を行っている農業者にとって、この制度は経済的な負担を軽減する大きな後押しとなるでしょう。少雨による被害を最小限に抑え、農作物の安定供給を維持するためにも、対象者は速やかな申請手続きを心がけることが求められます。

この記事の要点

  • 由利本荘市が少雨による農作物被害対策として補助制度を開始
  • 水稲は作付面積30a以上の農業者が対象
  • 対象経費はポンプやタンクの購入費、借り上げ料、運転に要した燃料費等
  • 個人は上限10万円または5万円、法人・団体は上限20万円または10万円
  • 申請期間は令和7年8月18日から10月31日まで
  • 申請には作業日誌や写真、口座情報などの書類が必要

⇒ 詳しくは由利本荘市のWEBサイトへ

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