2025年7月29日
労務・人事ニュース
令和7年 県産材1㎥ごとに5万円補助!青森県の「A-wood」事業で最大150万円の支援制度
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最終更新: 2025年7月28日 22:36
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青森県 令和7年度「A-wood」需要拡大事業
青森県では、県産材の安定した需要を創出し、地域経済の活性化と森林資源の持続可能な活用を目指して、「A-wood」需要拡大事業の申込受付を令和7年6月30日から開始しました。この事業は、青森県産の木材を使用した建築工事に対して、その使用量に応じた補助金を交付するもので、対象となるのは県内に事業所を構える建築業者または大工業者です。建築工事業もしくは大工工事業の許可を受けており、青森県の「A-wood」事業者登録を済ませていること、かつ、施工する建築物に一定量以上の県産材を使用することが条件となっています。
この事業の申込状況は、令和7年7月10日時点で予算全体の22.2%にとどまっており、まだ多くの枠が残されていることから、条件に合う事業者にとっては非常に大きなチャンスと言えます。補助対象となる工事は新築だけでなく、増築や改築、修繕、模様替といったリフォーム工事のほか、内装や外装の木質化工事、建築物を含む外構工事も含まれます。補助対象となる木材は、青森県内で産出された県産材に限られており、その使用量が1棟あたり1立方メートル以上であることが求められます。なお、国や地方公共団体が整備する建築物は補助の対象外となります。
補助金の交付額は、使用された県産材の量1立方メートルにつき5万円と定められており、1棟あたりの上限額は50万円、1事業者あたりの上限は150万円です。法人が複数の事業所を持っている場合でも、この上限は法人全体として150万円までとなります。補助金を受けるためには、対象の木工事に着手していることが必要で、その着手日は令和7年4月1日以降、完了は令和8年2月27日までとなります。木工事への着手は、実際に県産材が納品された日をもって証明されるため、計画の段階から県産材の使用を明確にしておくことが重要です。
申込にあたっては、事前の申込が必須であり、交付申請自体は木工事の完了後、使用した県産材の量が確定してから行う流れとなっています。ただし、補助金の交付を受けるには、まず申込書を提出し、県が交付予定者として認定する必要があります。この申込書には、施主との工事請負契約書の写しや、県産材の使用予定量が確認できる資料を添付する必要があります。提出方法は、電子メール、FAX、郵送、または持参のいずれかで受け付けており、申込先は青森県農林水産部林政課 林産振興グループとなっています。
申込受付期間は令和7年12月26日までとなっており、それまでに事業申込書を提出する必要があります。県では申込書を受理後、原則として1週間以内に受付完了の連絡を行いますが、もし通知が届かない場合は、申込書が届いていない可能性があるため、早めに確認の連絡を入れることが推奨されています。
この事業は、地域の林業・建設業を支援し、県産材の利用を推進するという持続可能な社会の実現に向けた重要な取り組みです。とりわけ、森林資源の循環的な利用を進めるうえで、地元企業の協力は欠かせません。青森県内の建設・大工関連の企業にとっては、経済的な支援を受けつつ、地域貢献を果たす絶好の機会となります。現在の予算消化率が約2割という状況からも、これから申込を検討しても十分に間に合う可能性が高く、積極的な参加が期待されています。
今後、県産材の利用拡大とともに、地域の環境保全や雇用創出にもつながるこの取り組みは、持続可能な産業構造の一環として重要性を増しています。建築に携わる企業の方々には、ぜひこの制度を活用し、地域の資源を活かした建築を実現していただきたいところです。
⇒ 詳しくは青森県のWEBサイトへ