2025年7月7日
労務・人事ニュース
令和7年 福山市が最大5万円補助、インターンシップ参加者への交通費・宿泊費支援制度が開始
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介護職員/初任者研修/グループホーム/日勤・夜勤両方
最終更新: 2025年7月7日 03:01
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「夜勤なし」/正看護師/訪問看護ステーション/精神科/訪問看護/オンコールなし
最終更新: 2025年7月6日 22:36
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「残業ゼロ」/正看護師/整形外科/リハビリテーション科/内科/病院
最終更新: 2025年7月6日 22:36
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「夜勤なし」/准看護師/有料老人ホーム/介護施設/オンコールなし
最終更新: 2025年7月6日 22:36
福山市 令和7年 【事業者向け】インターンシップ交通費等補助金
福山市では、地元企業と市外の若年層の接点を生み出し、地域への人材定着を促進することを目的として、インターンシップに参加した市外の就職希望者に対する交通費や宿泊費の補助を企業側に支給する制度を実施しています。この制度は、福山市内の中小企業等が主体となり、市外の大学に通う学生や社会人の就職希望者を対象に、インターンシップを実施し、実際にかかった交通費や宿泊費を企業が一旦負担し、その後、補助金として福山市から一部を受け取る仕組みです。
補助対象となるのは、まず福山市内に拠点を持つ中小企業等であり、受け入れる参加者が市外に居住する学生または就職希望者であることが必要です。学生を受け入れる場合にはインターンシップの実施期間が5日以上、社会人の就職希望者の場合には1日以上の受け入れが条件とされています。加えて、申請企業は「グリーンな企業チャレンジ宣言」の申請を行っていること、並びに「キャリア教育促進のための企業情報一覧」への登録申込を完了していることが前提条件とされています。これにより、地域社会全体として環境配慮と人材育成の意識を高める取り組みが強化されている点が特徴です。
助成内容は、インターンシップに参加する市外在住の学生や求職者に支給された交通費および宿泊費の半額が対象となり、1人あたり最大5万円までの補助が受けられます。ただし、1つの企業が申請できるのは最大2名分まで、かつ同一参加者に対しての申請は1回限りと定められています。対象となる交通費や宿泊費は、公共交通機関を利用した実費に限られ、新幹線やバス、ホテル代などが含まれます。反対に、タクシー料金や自家用車の燃料費といった個別性の高い移動手段は対象外とされます。
申請には、所定の補助金交付申請書や交通費等受領確認書、誓約書兼同意書に加え、法人の場合は直近3か月以内の登記簿謄本、個人事業主であれば開業届などの写しを添付する必要があります。さらに、インターンシップ参加者が学生であれば学生証や在学証明書、または居住地の確認書類が求められ、社会人の場合は運転免許証や住民票などが必要となります。これらの提出書類をもとに市が審査を行い、補助金の交付が決定される流れとなっています。
この制度を利用することで、企業側は人材との接点を増やすだけでなく、採用前に職場との相性や実務能力の確認ができるという大きなメリットがあります。一方、参加者にとっても実際の就業体験を通して企業理解を深める貴重な機会となり、福山市への就職意欲が高まる効果が期待されています。福山市はこうした施策を通じて、地元企業と外部人材の橋渡しを積極的に進めており、今後の地域経済と雇用創出において重要な役割を果たす制度といえるでしょう。
⇒ 詳しくは福山市のWEBサイトへ