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2025年5月27日

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令和7年 診断費用全額補助!八幡浜市が省エネ診断に最大2万円支援

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令和7年 八幡浜市省エネ診断支援補助金

地球温暖化への対応が急がれる中、地方自治体による脱炭素化支援の取り組みが全国的に加速しています。愛媛県八幡浜市でもその一環として、2050年カーボンニュートラルの実現を見据え、市内の中小企業や事業者に対し「省エネ診断支援補助金」を通じた支援を行っています。この制度は、事業者が自社のエネルギー使用状況を可視化し、効率的なエネルギー利用へと踏み出す第一歩となる「省エネ診断」の費用を最大20,000円まで全額補助するもので、環境と経営の両面における効果が期待されています。

省エネ診断とは、専門家が事業所のエネルギー使用実態を調査・分析し、設備の無駄や改善点を明確にすることで、エネルギーコスト削減に向けた具体的な提案を行うサービスです。導入すべき省エネ設備や、再生可能エネルギーの活用方法など、事業所ごとの実情に即したアドバイスが得られるため、単なるエコ対策を超えた経営支援の一環として注目されています。

補助の対象となるのは、八幡浜市内に事業所を持つ中小企業や非会社法人などで、市税の滞納がなく、かつ申請年度に同補助金の交付を受けていないことが条件です。また、暴力団等の反社会的勢力に属する者でないことも明確に規定されており、公的資金の信頼性確保にも配慮された制度設計がなされています。

対象となる診断機関は、一般財団法人省エネルギーセンターが提供する「省エネ最適化診断」、および一般社団法人環境共創イニシアチブが実施する「ウォークスルー診断」や「IT診断」が基本となりますが、市長が認めた他の診断も対象に含める柔軟な運用が可能です。診断前に市への確認を行うことで、事前に補助対象であるかどうかを確かめることができるのも安心材料です。

補助の内容としては、診断に要した費用の全額(消費税や振込手数料は除く)が対象となり、上限額は20,000円と定められています。中小規模の事業者にとって、初期投資を抑えながらも専門的な支援を得られるこの補助は、経済的にも大きなメリットがあります。さらに診断後は報告書が交付され、今後の改善や投資の参考資料として活用できるため、制度を通じた「見える化」が経営判断を後押しする効果も期待されます。

申請の受付期間は令和7年5月1日から令和8年3月31日までとされており、平日の午前8時30分から午後5時15分まで受け付けています。なお、予算額に達した段階で受付終了となるため、早めの申請が推奨されています。申請手続きには、交付申請書や領収書、診断結果報告書、市内事業所であることを証明する書類などが必要で、書類の内容が適正であることを確認のうえ、補助金交付決定が通知されます。交付決定後は速やかに請求書を提出し、指定口座への入金という流れとなります。

また、補助金の交付が決定された後にやむを得ず事業を中止・廃止する場合には、専用の申請書を提出することが義務付けられており、制度の透明性と健全な運用にも配慮されています。

このように、八幡浜市の省エネ診断支援補助金は、企業の環境対応力を高めるだけでなく、長期的な経営改善にもつながる重要な制度であると言えます。脱炭素社会の構築に向けて、地域と企業が一体となって取り組むための土台づくりとして、ぜひ多くの事業者に活用していただきたい取り組みです。

⇒ 詳しくは八幡浜市のWEBサイトへ

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