2025年6月14日
労務・人事ニュース
令和8年3月31日締切、最大3万円支給の令和7年、鶴岡市U・Iターン就職活動支援補助金
- 「高給与」/准看護師・正看護師/クリニック/夜勤なし
最終更新: 2025年6月14日 22:38
- 「夜勤なし」/准看護師/介護施設/オンコールなし
最終更新: 2025年6月14日 22:38
- 「ブランクOK」/准看護師・正看護師/介護施設/残業ありません
最終更新: 2025年6月14日 22:38
- 「駅チカ」/准看護師/介護施設/夜勤なし
最終更新: 2025年6月14日 22:38
令和7年 鶴岡市U・Iターン就職活動交通費等支援事業補助金
鶴岡市では、市外に居住する学生が地元である鶴岡市へのUターン・Iターン就職を目指す際の負担を軽減し、その意欲的な取り組みを支援するために、「U・Iターン就職活動交通費等支援事業補助金」の制度を導入しています。これは、県外の大学や専門学校などに通う学生たちが、鶴岡市内の企業での説明会や見学会、採用試験、インターンシップなどに参加する際に発生する交通費や宿泊費の一部を補助するものであり、将来的に市内での定着を図るための大変意義深い取り組みといえます。
対象となる学生は、大学や大学院、高等専門学校、短期大学、専修学校、職業能力開発校などに在籍している者で、現時点で鶴岡市外に居住していることが条件です。また、就職活動の内容としては、企業が採用を目的に実施する説明会やインターンシップ、見学会、あるいは採用試験への参加が該当します。対象となる企業等は、鶴岡市内に事業所を設置している、または設置予定の事業者に限られ、官公庁は除外されます。ただし、市立荘内病院に関しては、看護師および助産師の採用活動に限り補助対象となっています。
補助の対象経費は、公共交通機関による往復の交通費と宿泊費(食事代を除く)であり、原則として1回分、つまり1往復分が補助の限度となります。金額としては、対象経費から企業側が支給する同種の助成金等を差し引いた後、その半額が補助され、上限額は3万円と定められています。この上限設定により、遠方から鶴岡市を訪れる学生にとって経済的なハードルが下がり、就職活動への参加促進が期待されます。
補助対象となる期間は令和7年4月1日から令和8年3月20日までとされており、この期間内に経費の支払いを完了している必要があります。また、申請の締切は令和8年3月31日であり、それまでにすべての申請書類を提出しなければなりません。提出が必要な書類としては、補助金交付申請書や就職活動証明書、交通費や宿泊費の支払いを証明する書類(領収書やクレジットカードの明細書など)、学生証のコピーまたは在学証明書、請求書が含まれます。これらはすべて学生本人が負担した費用に限り、補助の対象となる点に注意が必要です。
この制度の運用は、鶴岡市が若年層の地域定着と人材確保を意識した、極めて戦略的な施策の一環です。県外進学によって市外へ流出した若者たちにとって、地元に戻ることの選択肢を現実的にする大きな後押しとなります。企業側にとっても、地元に根差した人材の確保に向けて有効な手段であり、若手人材の確保に課題を抱える事業者にとっては重要な制度となり得るでしょう。制度活用にあたっては、企業と学生の双方が連携し、補助対象としての要件や申請手続きを適切に理解することが重要です。特に、企業側から学生への案内や協力があることで、より多くの学生がこの補助制度の恩恵を受けることが可能になります。
さらに、学生が鶴岡市内で企業見学やインターンシップ先を探す際には、「つるおか仕事ナビ」や「庄内地域版企業採用ガイドブック」、「山形県就職情報サイト」などの外部連携サイトを活用することで、より具体的な情報収集が行えます。これらのサイトでは、企業情報や求人情報が掲載されており、学生が鶴岡市での就職活動を具体的に進めるうえで、非常に有益なツールとなるでしょう。
このように、「U・Iターン就職活動交通費等支援事業補助金」は、学生の経済的負担を軽減しながら鶴岡市内への就職を促進する制度であり、企業にとっても優秀な人材との接点を築くための好機です。地域の人材還流と定着を目指すこの支援制度を、ぜひ積極的に活用いただきたいと思います。
⇒ 詳しくは鶴岡市のWEBサイトへ