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2025年7月31日

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全9コースをオンライン開講、アジア経済研究所が新興国の政治経済を徹底解説する2025年度夏期講座

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新興国・途上国をめぐる注目のテーマ9コース! アジア経済研究所「夏期公開講座(オンライン)」を8月~9月に開講(JETRO)

2025年8月から9月にかけて、ジェトロ・アジア経済研究所が主催する「夏期公開講座」がオンライン形式で開催される。全9コースで構成される今回の講座は、新興国および途上国に関する国際的な関心が高まる中、政治や経済、社会情勢など、各国が直面する複雑な課題に焦点を当てて丁寧に解説する内容となっている。グローバルな視点からの理解を深めるため、各地域に精通した研究者や実務経験を持つ専門家たちが講師を務める。

今回の講座では、2024年から2025年にかけて発足した新政権の動向を取り上げるコースが目を引く。特に台湾と韓国に関する講座は、それぞれ前後編や政策ごとの分析に分かれており、政権交代による地域の変化と国際的影響を掘り下げる内容となっている。また、2024年にハシナ政権が崩壊したバングラデシュの政治情勢についても、現地の社会構造や経済の不安定さを背景に展開される見通しだ。

中東地域では、サウジアラビア、UAE、イラン、エジプトといった影響力の大きい国々の戦略的関係や、トルコとシリアにおけるクルド勢力との緊張など、紛争や地域安全保障に関連する講座が用意されている。これらのテーマは、石油価格や移民、テロリズムなど日本にとっても直接的な影響を及ぼしうる事柄であるため、国際ビジネス関係者や行政関係者にとっても学ぶ意義は大きい。

一方、ASEANに関する2つの講座では、東南アジアにおける持続的な経済成長の可能性と、政情の安定性、外資誘致戦略などが詳しく語られる予定である。インドネシアやフィリピン、タイ、マレーシア、ベトナムといった国々の現状を知ることで、日本企業にとっての新たな進出機会を見出すヒントが得られることも期待されている。

全ての講座はオンライン形式で配信され、ZOOMビデオウェビナーを利用して実施される。さらに、賛助会員や講座受講者に対しては、講義終了後のオンデマンド配信も予定されており、当日参加が難しい人にも学びの機会が提供される。

受講料については、賛助会の正会員および個人利用会員は無料で受講できるほか、ジェトロ・メンバーズや大学生・大学院生は2,000円、高校生以下は無料となっている。一般の方は1コースあたり4,000円で、比較的手頃な費用で専門的な知識を得ることができる点も魅力の一つだ。

講座の開講スケジュールは以下の通り。初回は8月26日開催の「ろう者と国家、教育の交差:アジア・アフリカ・ラテンアメリカにおける言語資本としての手話」で、社会的マイノリティに関する国際比較がテーマとなる。続く8月29日には「岐路に立つバングラデシュ」が予定され、9月には中東、ASEAN、台湾、韓国といった多彩な地域を扱う講座が次々に展開されていく。

特に注目されるのは、9月21日と9月26日の2回にわたって開講される台湾の頼政権に関する分析講座と、9月30日に開催される「韓国・李在明新政権の外交・通商戦略と経済・社会政策」である。どちらの政権も東アジアの地政学的バランスに大きな影響を与える存在であり、政権のスタンスや外交戦略に関心を持つビジネスパーソンにとっては、情報収集の貴重な機会となる。

今回の夏期講座は、一般市民から専門職、学生まで幅広い層を対象としており、新興国や途上国の最新動向を理解し、自らの立場から世界との接点を再認識するきっかけとなるだろう。講座の申込みはアジア経済研究所の公式ウェブサイトから受け付けており、定員に達し次第締切となる場合があるため、早めの登録が推奨されている。

複雑化する国際社会において、信頼性の高い情報と分析力を持つことは、あらゆる業種・立場の人にとって重要である。2025年度の夏期公開講座は、その第一歩となる実践的な学びの場として、国内外から注目を集める内容となっている。

⇒ 詳しくは独立行政法人日本貿易振興機構のWEBサイトへ

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