2025年8月1日
労務・人事ニュース
国交省が「ダムを見に行こう 夏号2025」を7月18日に発表、公式サイトでイベント情報を公開中
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「土日祝休み」/准看護師・正看護師/整形外科/リハビリテーション科/内科/病院
最終更新: 2025年8月1日 23:13
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「夜勤なし」/准看護師・正看護師/介護施設/車で通えます
最終更新: 2025年8月1日 23:13
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「夜勤なし」/正看護師/皮膚科/泌尿器科/クリニック/ブランクのある方も歓迎
最終更新: 2025年8月1日 23:14
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「駅チカ」/准看護師/内科/循環器内科/クリニック/夜勤なし
最終更新: 2025年8月1日 23:14
“ダムを見に行こう 夏号2025” ~夏のダムで様々な体験を!~(国交省)
全国のダムが、今年の夏も多彩なイベントで賑わいを見せている。2025年の夏号として発行された「ダムを見に行こう」では、北海道から九州まで全国各地のダムが実施する体験型イベントや地域振興に寄与する取り組みを紹介しており、訪れる人々にとっては自然や技術の魅力を間近に感じられる絶好の機会となっている。これらのイベントは、単なる見学にとどまらず、地域の歴史や文化、自然環境といった多様なテーマに基づいた内容で構成されており、ダムが持つ社会的・環境的価値を広く伝えるものとなっている。
たとえば北海道にある豊平峡ダムでは、8月2日から3日の2日間にわたり、普段は一般開放されていない管理用道路を通って大迫力の放流を間近で体験できる特別な見学イベントが予定されている。このダムでは、放流バルブのすぐ隣からの見学が可能となっており、水の力をリアルに体感できる貴重な機会が提供される。また、岐阜県の横山ダムでも、7月26日に夏のイベントが開催され、ダム内の自由散策に加え、水力発電所の見学、さらには地域特産品の販売など、地域と連携した内容が盛り込まれている。
福島県の堀川ダムでは、7月26日に多彩なイベントが展開される予定であり、ダム管理所やトンネルの見学に加えて、湖面の巡視体験、建設当時の映像の上映、さらにはザリガニの捕獲体験といった自然とのふれあい型イベントも実施される。これにより、技術的な側面だけでなく、ダムがもたらす自然環境の多様性や保全の重要性についても理解を深めることができる。
一方、熊本県の竜門ダムでは、9月ごろに開催予定の「竜門ダムフェスタ ドラゴン夜市」が注目されている。夜市形式で開催されるこのイベントでは、ステージショーやキッチンカーの出店、展示イベントのほか、子どもたちに人気の「巨大ブランコ」や「ダムのおなか探検」などが用意されており、ファミリー層を中心に高い集客が見込まれている。
福井県の河内川ダムでは、8月1日から7日までの期間に「ブルーライトアップ」が行われ、ダム堤体を幻想的に彩る夜間ライトアップイベントが予定されている。19時30分から21時までの間、自然と人工物が織りなす美しい景観を堪能できる演出がなされ、訪れる人々にとっては夏の思い出となる体験となるだろう。
このように、各地で開催されるダムイベントには、それぞれの地域の特色や住民との協働が色濃く反映されている。高知県の早明浦ダムでは、貯水池を活用した遊覧船ツアーが4月から11月の土曜・日曜・祝日に運航されており、船上から見る高さ106メートルの滝や、かつて役場があった建物の水没跡を観察できるなど、ダムがもたらす景観と歴史を体感するツアーが提供されている。
また、愛媛県の柳瀬ダムでは、8月2日に湖水まつりが開催される予定であり、ステージショーや出店、花火といった夏らしい催しを通じて、地域住民や観光客に向けた感謝と水源地域の活性化を目的としたイベントが実施される。こうした取り組みは、単なる観光資源としてのダムではなく、水資源の重要性や地域社会への貢献を再認識させるものとなっている。
長野県の浅川ダムでも、7月26日に「浅川ダム祭り」が開催され、ダム内部の見学やドローン体験、さらには地域住民や学生による農産物販売、演奏会などが行われる予定となっている。普段は入ることのできない施設の見学といった希少な体験に加え、地元住民との交流が図られる内容となっており、地域密着型の催しとして注目されている。
このような各地のイベント情報は、国土交通省の特設サイトである「ダムツーリズム」にて紹介されており、訪問前に内容を確認することで、より充実した体験が可能となっている。特設サイトでは、2013年からの過去の情報もアーカイブされており、年ごとのイベントの変化や傾向を把握する上でも有用な情報源となっている。
ダムというと災害対策や水力発電のためのインフラといったイメージが強いが、近年では観光資源としての活用や、地域住民との関係性を深めるコミュニティの場としての役割にも注目が集まっている。こうした観点から、今回の夏号では、自然環境への理解を促す取り組み、エンターテイメント性のあるイベント、そして教育的要素を含んだ体験活動が融合されており、あらゆる世代に向けた魅力的な内容となっている。
ダムがもたらす恩恵は、単なる水の供給や洪水対策にとどまらない。自然と人との共生、地域とのつながり、そして未来を担う子どもたちへの教育資源としても、大きな役割を果たしていることが、今回の「ダムを見に行こう 夏号2025」からは明確に伝わってくる。訪れる人々がこの夏、各地のダムで心に残る体験をすることで、より一層の関心と理解が深まり、持続可能な社会の構築にも寄与することが期待される。
⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ