2025年8月23日
労務・人事ニュース
国交省が渇水対策強化 ダム底水放流と排水ポンプ車で農地用水支援
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最終更新: 2025年10月21日 07:05
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最終更新: 2025年10月21日 09:35
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最終更新: 2025年10月20日 21:00
国土交通省では自治体への渇水対策支援を実施しています ~排水ポンプ車などを活用し農地かんがい用水を確保~(国交省)
この記事の概要
国土交通省は、深刻な渇水に直面する自治体を支援するため、農林水産省や民間企業と連携し、ダムの最低水位以下にある貯留水の放流や、排水ポンプ車や散水車を活用した農地へのかんがい用水の供給を実施しています。岩手県や宮城県、新潟県などで具体的な給水支援が行われています。
国土交通省渇水対策本部は、農林水産省や民間企業と協力し、全国各地で深刻化する渇水への対応を強化しています。今回の支援は、改正災害対策基本法に基づく「TEC-FORCEパートナー」との協働体制を活用し、農業や生活に不可欠な水の確保を目的に展開されています。
岩手県盛岡市の御所ダムや宮城県大崎市の鳴子ダムでは、貯水率が0%になっても最低水位以下にある水を利水者の要請に応じて放流し、農地かんがい用水の供給を継続しています。これにより、通常では利用できない水源を最大限活用し、農作物の生育や地域の生活用水を確保しています。
また、新潟県村上市では、荒川から取水した水を排水ポンプ車で汲み上げ、コンクリートミキサー車を利用して春木山地区に運搬し補給するという、機材と輸送手段を組み合わせた柔軟な支援が行われています。さらに、新潟県北蒲原郡では、井戸水を排水管清掃車で汲み上げ不足している田んぼへ直接給水したほか、近隣排水路から工事用排水ポンプで水を汲み上げ農地に供給する取り組みも進められています。
そのほか、上越市においては水道水の確保に向けた技術支援も実施されており、国が新潟県や市の対応を調整しながら、安定した生活用水の確保を支援しています。これらの活動は、災害時にも対応可能な機材や連携体制を活かし、現場の実情に合わせた即応性の高い渇水対策として機能しています。
この記事の要点
- 国土交通省が渇水対策本部を設置し農林水産省や民間企業と連携
- ダムの最低水位以下の水を活用し農地へのかんがい用水を確保
- 排水ポンプ車や散水車を使った給水支援を実施
- 岩手県、宮城県、新潟県で具体的な給水活動
- 上越市では水道水確保に向けた技術支援も実施
⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ