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2025年6月21日

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国内定期便旅客数が977万人超、前年比5.4%増で座席利用率82.6%に到達(令和7年3月分)

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航空輸送統計速報(令和7年3月分)(国交省)

令和7年3月分の航空輸送統計速報によると、日本国内および国際線の航空輸送は、前年同月と比較していずれも順調に増加傾向を示しました。国内定期航空における旅客輸送は9,776千人となり、前年同月比で5.4%の増加が確認されました。人キロベースでも同様に5.5%増の9,360,840千人キロを記録しており、航空需要の回復が明らかです。また、座席利用率も82.6%と高水準を維持しています。一方で、貨物輸送も好調で、トンベースでは前年同月比10.8%増の53,021トン、トンキロベースでも8.7%増の56,631千トンキロに達しました。重量利用率は57.3%と、こちらも安定的な数値となっています。

国際航空についても同様の傾向が見られ、旅客数は1,937千人と前年同月比14.0%の増加を記録し、旅客キロベースでも14.3%増の9,558,454千人キロとなりました。座席利用率は74.4%と、国内線にはやや劣るものの、依然として堅調です。国際貨物輸送も前年同月比で3.4%の増加を示し、トンベースで139,432トン、トンキロベースでは13.3%増の866,581千トンキロを記録しました。重量利用率は72.7%と高水準であり、国際物流の需要の強さがうかがえます。

国内幹線路線では、羽田―新千歳間の旅客数が879,140人(前年同月比116.6%)、貨物量は10,212,554キログラム(同116.4%)といずれも増加しており、東京圏と北海道を結ぶ移動・物流の重要性が強調されています。その他にも羽田―福岡間で819,102人(同103.3%)、羽田―那覇間で611,723人(同102.5%)と、地方との往来も回復しています。さらに、成田―新千歳間の貨物は前年比1592.5%という極めて大きな伸びを示しており、成田空港を活用した物流戦略の広がりが読み取れます。

国際線の方面別データでは、中国方面が267,388人(同142.0%)、貨物は34,748,341キログラム(同106.8%)、韓国方面が160,625人(同110.4%)と、アジア圏との人流と物流が急速に回復していることが見て取れます。その他アジア諸国においても旅客数833,204人(同107.1%)、貨物量45,143,962キログラム(同106.7%)と、安定した成長が続いています。欧州方面では、旅客数140,386人(同144.4%)、貨物11,465,256キログラム(同108.5%)となり、長距離国際線の需要回復も本格化しています。

燃料消費量については、国内外の合計でジェット燃料油が871,391キロリットル、航空ガソリンが179キロリットルとなり、運航量増加に伴うエネルギー消費の増加も確認されました。また、航空機使用事業等の稼働実績では、飛行機とヘリコプター合わせて7,450時間32分の飛行が記録されており、前年同月比では87.6%の稼働となっています。

これらのデータから読み取れるのは、国内外を問わず航空需要がコロナ禍以前の水準に近づきつつあるという点です。特に国内定期便においては、月ごとの利用者数が安定して上昇しており、物流面でも大幅な回復が見られます。また、国際線では渡航制限の緩和やビジネス・観光目的の往来再開が顕著で、今後もこの傾向が続くと予想されます。企業の物流計画や旅行業界、航空関連事業においては、このような最新統計を踏まえた戦略立案が求められるでしょう。

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ

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