2025年8月9日
労務・人事ニュース
妙高市が地域活動を最大100万円補助、第2次募集は令和7年6月6日・9月26日・12月5日締切
- 「夜勤なし」/准看護師/リハビリテーション科/内科/放射線科/病院
最終更新: 2025年8月31日 22:36
- 「駅チカ」/正看護師/特別養護老人ホーム/介護施設/夜勤なし
最終更新: 2025年8月31日 22:36
- 「夜勤なし」/准看護師・正看護師/介護施設/ブランクのある方も歓迎
最終更新: 2025年8月31日 22:36
- 「駅チカ」/准看護師/介護施設/夜勤なし
最終更新: 2025年8月31日 22:36
令和7年度 妙高市地域の元気づくり活動補助金【第2次募集】
新潟県妙高市では、地域住民や学生、NPOなどが自発的に行うまちづくり活動を応援する「地域の元気づくり活動補助金」の第2次募集が始まっています。この補助制度は、地域の活性化や課題解決に取り組む市民活動を財政面で支援し、住民自らが地域の未来を形づくるための後押しを目的としています。申請対象には、既存の活動を発展・拡大するものから、学生による新しい発想のまちづくりまで、幅広いプロジェクトが含まれています。
補助制度には主に三つの枠組みが用意されており、それぞれの性格に応じて補助率や限度額が異なります。まず、地域のやる気事業では、地域団体が新たに取り組む事業や既存事業の拡張に対し、3か年を限度として支援されます。初年度の補助限度額は30万円、2年目と3年目はそれぞれ100万円までの支援が可能で、いずれも補助対象経費の80%以内が補助されます。この枠組みは、過去に同様の補助を受けた事業であっても、最終採択年度から2年以上が経過していれば再申請が可能となっています。また、この枠では審査会でのプレゼンテーションが必要とされており、内容や実現性、地域への波及効果などが評価され、補助金額が決定されます。なお、審査会の開催は令和7年6月14日を予定しています。
次に、妙高チャレンジ事業は、やや小規模な事業に対する支援枠で、1年から2年までの活動が対象です。こちらも新規事業や既存の活動の発展が対象で、補助額は年間10万円まで、補助率は80%です。この枠組みは、1回限りの申請も可能であり、必要に応じてその後、地域のやる気事業へと移行することも認められています。審査は書類のみで行われるため、申請のハードルが比較的低く、地域活動を始めたばかりの団体にとっては取り組みやすい制度と言えます。
さらに、学生を対象としたMyoko夢チャレンジ事業では、高校生以上の学生が自由な発想でまちづくりに挑戦できるよう、最大5万円の全額補助が用意されています。単年度のみの支援となりますが、補助率が100%である点が大きな特徴です。市内での活動が条件ですが、妙高市外に住む学生でも申請が可能であり、個人でもグループでも申請することができます。まちづくりに関心を持つ若者が、地域と関わるきっかけを得るには最適な制度です。
補助対象となる団体の条件も定められており、妙高チャレンジ事業と地域のやる気事業については、構成員が5人以上の市民活動団体、NPO法人、町内会などが対象です。一方で、政治や宗教活動を目的とする団体や、暴力団と関係を持つ団体などは対象外とされています。このように、公正かつ地域に根ざした活動に対して、行政が安心して支援できる仕組みが整備されています。
今回の第2次募集では、地域のやる気事業の申請期間が令和7年5月14日から6月6日まで、妙高チャレンジ事業は令和7年5月14日から9月26日まで、Myoko夢チャレンジ事業は令和7年4月1日から12月5日までとなっています。いずれの枠組みにおいても、申請を予定している団体は事前に地域づくり協働センターへの相談が必須です。申請書の記入方法や過去の事例の紹介、事業計画の立て方に関するアドバイスを受けられるため、初めて申請する団体も安心して準備を進めることができます。
この制度は単に資金を提供するだけでなく、地域で主体的に動く人々の育成や、将来的な活動の継続につながるよう設計されています。補助金を通じて実現された事業は、市民の暮らしや地域の魅力の向上に直結し、結果的に妙高市全体のブランド力や定住促進にもつながる可能性があります。企業の採用担当者にとっても、こうした地域の活性化施策は注目すべき点です。地域に根差した活動を支援する風土のある自治体では、若者や学生との接点が増え、地域で働きたいという人材の定着にもつながるからです。また、まちづくりに関心を持つ人材との協働を通じて、企業自体が地域貢献の在り方を見直す機会にもなり得ます。
住民が主役となって課題に向き合い、創意工夫を凝らして地域を変えていく。それを後押しする行政の柔軟で手厚い支援体制。妙高市のこの取り組みは、自治体と市民が連携し、持続可能な地域社会をつくりあげていく実践例といえるでしょう。
⇒ 詳しくは妙高市のWEBサイトへ