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2025年6月3日

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島根県が中小企業の省エネ投資を支援、令和7年5月から10月までの9回公募で補助金受付

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令和7年度島根県エネルギーコスト削減対策緊急支援事業補助金

令和7年度、島根県では県内の中小企業に向けて、エネルギーコスト削減を目的とした緊急支援事業補助金の公募が始まりました。この制度は、飲食業や商業、サービス業などエネルギー価格の高騰によって経営に打撃を受けている事業者を対象に、その負担を軽減し経営の安定化を図るために設けられたものです。具体的には、照明や空調設備などの省エネルギー化を進めるための設備投資や、エネルギー使用の効率化に関する取り組みにかかる経費の一部を補助するもので、島根県内の地域経済の持続可能性を高めることを目的としています。

この補助金の公募は、令和7年5月から10月までの間に9回に分けて実施される予定です。ただし、予算には上限があるため、申請が予定数に達した時点で募集が終了する可能性があります。したがって、申請を検討している企業にとっては、早めの準備と提出が重要です。各回の締切日は17時までとなっており、それを過ぎると受け付けられないため、時間に余裕を持った申請が求められます。

申請方法については、所定の様式に必要事項を記入し、必要書類を添えて、メール、郵送、または持参にて提出することが求められています。提出された書類に不備がある場合には受付ができないこともあるため、内容の確認を十分に行う必要があります。また、郵送や持参による提出であっても、交付申請書のエクセルデータは別途、メールなどの方法で提出する必要があることに注意が必要です。

この補助金を活用することで、エネルギーコストの圧縮を通じて企業の固定費を削減し、その結果として財務基盤の安定化を実現することが可能になります。特にエネルギーコストが大きな比率を占める業種にとっては、事業の継続と成長のための大きな後押しとなることでしょう。また、補助対象となる取り組みは、単なる設備投資にとどまらず、より長期的かつ持続的な省エネ戦略の構築にもつながります。

提出書類の中には、設備の廃棄証明やエビデンス資料、実績報告書なども含まれており、制度の透明性と適正な運用が求められます。これにより、県は支援の効果を的確に把握し、将来的な施策の改善にも役立てる方針です。企業側としても、自社のエネルギー利用実態を見直す機会となり、経営戦略の一環として環境負荷の軽減とコスト最適化を同時に進めることができます。

このように、令和7年度島根県エネルギーコスト削減対策緊急支援事業補助金は、単なる一時的な支援にとどまらず、県内企業の構造的な経営力強化を促進する施策として位置づけられています。事業の継続性と地域経済の活性化を両立させるためにも、多くの事業者にとって有効な制度となることが期待されます。

⇒ 詳しくは島根県のWEBサイトへ

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