2025年5月24日
労務・人事ニュース
廿日市市が後援する全5日間の創業塾が無料開催、定員30名で6月17日締切
- 介護職員/初任者研修/日勤のみ
最終更新: 2025年6月3日 03:01
- 介護職員/介護福祉士/グループホーム/日勤・夜勤両方
最終更新: 2025年6月3日 03:01
- 介護職員/介護福祉士/日勤・夜勤両方
最終更新: 2025年6月3日 03:01
- 受付/けやき台駅/社員募集/6月3日更新
最終更新: 2025年6月3日 01:09
廿日市商工会議所が主催、起業準備に必要な基礎知識と計画策定が5日間で学べる
広島県廿日市市では、地域での新規創業を支援する取り組みの一環として、「しゃもじん創業塾2025」の受講者募集がスタートしました。この創業塾は、廿日市商工会議所が主催し、公益財団法人ひろしま産業振興機構と廿日市市産業まちづくり委員会が共催するもので、廿日市市が策定した「創業支援事業計画」に基づく特定創業支援事業の一部として位置づけられています。講座は2025年6月から7月にかけて全5日間の日程で開催され、参加費は一切不要、定員は先着30名までとなっており、申し込み締切は6月17日です。
「しゃもじん創業塾」は、創業を志す方に向けて、経営の基礎知識やビジネスプランの立て方、事業計画書の作成方法などを体系的に学べる場であり、これから起業を目指す人にとっては極めて実践的かつ有益な講座内容が用意されています。創業に関する知識がゼロの方でも安心して受講できるよう、講義はわかりやすさを重視した構成で進められ、講師陣には中小企業診断士や金融機関出身の専門家などが名を連ねています。講座を通じて、事業の立ち上げに不可欠な資金調達、販路開拓、マーケティング戦略といった各テーマに触れながら、自らのアイデアを形にするための「経営者としての土台作り」を進めていくことが可能です。
さらに注目すべきは、この創業塾が「特定創業支援事業」の対象講座であるという点です。この制度は、創業前後の起業家に対してさまざまな行政的メリットを提供するもので、たとえば、会社設立時にかかる登録免許税の軽減措置、創業関連保証の適用時期の前倒し、日本政策金融公庫の新規開業資金における優遇金利などが含まれます。これらの支援は、すべての講座を受講し一定の条件を満たした受講者に対して提供されるもので、創業にかかる初期費用の負担を大幅に軽減できる制度として高い評価を得ています。
起業を目指す個人にとって、創業初期は特に不安定な時期であり、資金面だけでなく精神的にも大きなプレッシャーがかかります。そうした時期に、地域の商工会議所が主導するこのような講座に参加することで、同じ志を持つ仲間とのネットワーク形成ができるほか、専門家のアドバイスを受けることで不安を解消し、実践的なスキルを磨くことができます。過去にこの塾を受講した卒業生の中には、現在市内で飲食店や小売業を成功裏に営んでいる人も多く、創業塾の修了がその後の起業成功につながるきっかけとなった事例も数多く報告されています。
また、企業の採用担当者にとっても、このような創業支援講座は大きな意味を持ちます。新規事業や社内ベンチャー、地域活性化事業に取り組む企業にとっては、経営に関する基礎知識を持ち、地域とのネットワークをすでに構築している人材は即戦力となり得る存在です。特定創業支援を受けた経験を持つ人材は、行政との協力体制や補助金制度、融資制度などの運用にも明るく、単なる「ビジネススキル」だけでなく「社会的信頼性」を兼ね備えた人材として、地域に根ざした企業経営を行う上で大きな力となることでしょう。
なお、今回の創業塾は廿日市市と広島県の後援を受けており、日本政策金融公庫も協力団体として名を連ねています。金融機関が後援しているという点は、講座内容における資金調達関連の信頼性と具体性を保証するものであり、創業資金の調達に課題を感じている方にとっては、大きな支援となることは間違いありません。
このように「しゃもじん創業塾2025」は、廿日市市内での創業を考えるすべての人にとって、スタート地点として非常に心強い存在です。無料で受講できるこの機会を活用して、創業の夢を一歩前に進めてみてはいかがでしょうか。6月17日の申込締切までに、地域の支援を受けながら夢を実現したいと願う方の応募が期待されています。
⇒ 詳しくは廿日市商工会議所のWEBサイトへ