2025年6月14日
労務・人事ニュース
最大令和8年3月13日まで実施可能!熊本県の海外展開チャレンジ補助金が15件採択予定で募集開始(令和7年)
- 未経験から月30万円以上可 かんたん工場内作業
最終更新: 2025年6月13日 20:38
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最終更新: 2025年6月13日 20:38
- 組み立て・加工・箱詰め
最終更新: 2025年6月13日 20:38
- 人見知りさんも安心のネジ締め作業 月30万以上可能
最終更新: 2025年6月13日 20:38
令和7年 熊本県 令和7年度海外ビジネス展開支援事業補助金
熊本県では、国内市場の縮小に対応し、地域産業の国際競争力を高めることを目的として、令和7年度に「海外ビジネス展開支援事業補助金」の募集を開始しました。この制度は、県内の意欲ある企業が輸出事業に取り組む際の初動を支援し、安定的な海外展開への足がかりを提供するものであり、特に中小企業や新規参入事業者にとって非常に有益な制度です。補助金は3種類に分かれており、それぞれに応じた対象事業と応募条件が設けられています。
まず、「海外展開チャレンジ事業補助金」は、海外市場に初めて進出する、または本格的な輸出活動に取り組むための基盤構築を支援するもので、15件程度の採択が予定されています。次に、「輸出拠点強化支援事業補助金」は、既に海外取引の実績を持つ企業がさらに輸出能力を強化するための支援で、5件程度の採択が見込まれています。そして、「輸出先進モデル育成支援事業補助金」は、革新的なビジネスモデルを持つ先進的な事業者を対象とし、輸出の新たな成功事例となるような取り組みを支援する制度で、7件程度が採択される予定です。
補助対象となる事業は、交付決定日以降に開始され、定められた期間内に完了し、すべての支払いが完了していることが条件です。「海外展開チャレンジ事業」および「輸出拠点強化支援事業」の完了期限は令和8年3月13日、「輸出先進モデル育成支援事業」の完了期限は令和8年2月27日とされています。したがって、事業計画を立てる際には、これらの期限を厳守できるスケジュールでの進行が必要となります。
応募にあたっては、専用の様式に記入した事業計画書と経費内訳、組織体制が分かる資料や2期分の決算書、積算根拠資料などを電子メールにて提出する必要があります。メール送信時には、5MBを超えないよう分割するなどの配慮も求められており、形式面の注意も不可欠です。受付期間は令和7年5月27日から始まり、締切は令和7年6月23日までとされており、必着での提出が必要です。申請は1事業者につき1件までと制限されていますので、どの補助金に応募するかを見極めた上での計画策定が重要です。
この補助金制度は、単なる資金援助ではなく、県内企業が国際市場に踏み出すための成長戦略の一環として位置づけられており、持続的な輸出体制の確立や、販路開拓の実効性を高めるうえで有力な支援策となります。特に、海外展開に不慣れな事業者にとっては、専門家の支援を受けながら段階的に取り組むことができるため、リスクを抑えながらチャレンジできる環境が整っています。
補助金の申請には、多くの書類が必要ですが、それらの準備を通じて、自社の海外ビジネス戦略を整理・可視化できるという副次的な効果も期待されます。また、県の担当課との連携を密に取ることで、事業計画のブラッシュアップや、採択後の支援も受けやすくなります。補助金の対象経費や補助率、上限額については各補助金の実施要領に詳細が記載されており、応募前にしっかりと確認することが肝要です。
これまでに海外進出を検討してきたものの、コストやリスクの面で踏み出せなかった中小企業にとって、この制度は大きな後押しとなるでしょう。単なる一過性の支援ではなく、将来に向けた持続的な事業展開を支える制度設計となっているため、経営層による戦略的な判断と迅速な申請行動が成功への鍵を握ります。
⇒ 詳しくは熊本県のWEBサイトへ