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2025年5月28日

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蒲郡市で開催、6月9日締切の子ども演劇体験イベントが採用ブランディングに与える影響

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小学1年生から中学3年生までの45名が対象、6月22日開催の子ども演劇体験が示す地域育成の可能性

蒲郡商工会議所青年部、通称「蒲郡YEG」が主催する新たな地域参加型イベントが、2025年6月22日に開催されます。その名も「誰でも☆俳優☆『演じる』体験舞台〜こころとからだで気持ちを表現してみよう〜」。この体験会は、小学1年生から中学3年生までの子どもたちを対象に、演技の基礎を学びながら、想像力や感性を育むことを目的としています。参加費は無料で、定員は45名。応募多数の場合は抽選となりますが、子どもたちにとって貴重な舞台体験の場となることが期待されています。

このイベントは、地域の子どもたちが演技に触れる機会を提供することを主眼に置いています。近年、学校現場では発表会や劇の機会が減少傾向にあり、自己表現や感情のアウトプットを行う場が不足しています。そうした現状に対するひとつの回答として、地域団体が率先して体験の場を設ける意義は非常に大きいものです。今回は、蒲郡市を拠点に活動している劇団「この指とまれの会」より、代表の本多公子氏を講師に迎え、初心者でも安心して取り組めるように配慮された内容が用意されています。参加する子どもたちは、表現の楽しさを体で感じながら、内面の豊かさを育む経験をすることになります。

演劇を通して得られる効果は多岐にわたります。台詞を覚える中で記憶力や集中力が養われ、仲間とのやりとりを通して協調性やコミュニケーション能力が育まれます。さらに、演じることによって他者の視点に立つ力、すなわち想像力が自然と身につき、それは思いやりや柔軟な思考の基盤となっていきます。こうした力は学業の枠を超え、社会で求められる「非認知能力」として、近年教育現場でも注目を集めています。蒲郡YEGはこの取り組みによって、未来の地域を支える子どもたちが感性豊かに成長することを後押ししようとしています。

今回の企画は、蒲郡商工会議所青年部が掲げる「地元を元気にしたい」という理念を体現するものであり、地域社会の次世代育成にも直結する取り組みです。蒲郡YEGには約100名の若手経営者・後継者が所属しており、地域活性を目的に、祭りや婚活イベント、地場産品の開発など幅広い活動を展開しています。今回の演劇体験会もまた、地域密着型の人材育成プロジェクトの一環と位置づけられており、子どもたちに新しい挑戦の場を提供することで、地域に息づく「情熱」や「挑戦心」を次世代へとつないでいきます。

企業の採用担当者にとっても、このような地域活動の存在は無視できない要素です。特に、次代を担う子どもたちの教育や育成に積極的な団体や地域は、企業にとっても人材確保や地域貢献の観点から魅力的なフィールドとなります。演劇という分野は一見、企業活動とは直接関係がなさそうに見えますが、創造力や表現力、そしてチームワークといったビジネスの現場でも重要とされる資質を育む土壌として機能します。企業としてこのような地域活動に協賛・支援を行うことで、社会的責任の履行はもちろん、地域に根ざした企業ブランディングの強化にもつながるのです。

加えて、地元企業の若手経営者が中心となってこのような取り組みを展開していること自体が、企業風土の柔軟性や将来性を示す重要な指標となり得ます。自社がどのような地域に立地し、どのような人材が育つ環境にあるかを採用活動の中で示すことが、求職者の企業選びに影響を与えることもあります。今後の採用戦略においては、地域活動や教育・文化支援といった非財務的要素のアピールが、ますます重要になることでしょう。

蒲郡YEGが実施する「演じる体験舞台」は、そうした企業と地域との協働モデルの一端を示しているとも言えます。子どもたちが演技を通じて自分を表現し、新しい視点を得ること。そしてその背景には、地域の大人たちの「未来を育てる」という強い意志があること。この両者が交差することで、地域社会はより豊かに、より持続可能な形で発展していくのです。

⇒ 詳しくは蒲郡商工会議所青年部(蒲郡YEG)のWEBサイトへ

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