2025年4月4日
労務・人事ニュース
2025年12月7日、月と木星が大接近!マイナス2.7等の輝きを楽しむ冬の夜空
- 看護師/2025年5月1日更新
最終更新: 2025年5月1日 11:34
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東京の星空・カレンダー・惑星(2025年12月)(国立天文台)
2025年12月は、一年の中でも夜が最も長くなる時期であり、冬の星空を存分に楽しめる季節となる。22日には冬至を迎え、日の入りが早まり、夜空を観察する時間も長くなる。12月の宵の空では、西の空に土星が輝き、東の空には木星が昇る。特に7日には月と木星が接近し、美しい夜空の共演が見られるだろう。さらに、8日には水星が西方最大離角を迎えるため、12月上旬から中旬にかけて、日の出前の東の空で水星を観察する絶好のチャンスとなる。
12月の天文現象の中でも、特に注目すべきなのはふたご座流星群である。流星群の中でも年間を通じて最も安定した出現を見せるこの流星群は、13日から14日の夜に見頃を迎える。極大は14日の昼間となるため、観測のベストタイミングは13日深夜から14日未明、もしくは14日深夜から15日未明となる。この時期の夜空は月明かりの影響が少なく、暗い流星もはっきりと観察しやすい条件となるだろう。ふたご座流星群は、1時間あたり40~50個程度の流星が見られると予測されており、流星観測の醍醐味を味わうには絶好の機会となる。
惑星の動きにも注目したい。水星は12月8日に西方最大離角となり、1日から16日にかけては日の出30分前の高度が10度を超えるため、比較的見つけやすい状況となる。水星の明るさはこの期間中に0.1等からマイナス0.5等まで変化し、月末までマイナス0.5等以上を維持するため、地平線付近の視界が開けた場所を選べば、観察のチャンスがあるだろう。一方で、金星と火星は太陽に近いため、観測は難しい状況が続く。
木星はふたご座を逆行しており、日の入りから約3時間後に東の空に姿を現す。12月の木星の明るさはマイナス2.5等からマイナス2.7等と、非常に明るく、夜空の中でもひときわ目立つ存在となる。7日には月と木星が接近するため、この夜は特に美しい夜空が広がることが期待される。双眼鏡や望遠鏡を使えば、木星の縞模様やガリレオ衛星を観察することもできるだろう。
土星はみずがめ座を順行しており、宵の南から南西の空に見える。明るさは0.9等から1.0等で、肉眼でも十分に観察できる。土星の環を詳しく観察したい場合は、天体望遠鏡を使用することで、その美しい構造をより詳細に楽しむことができる。
12月22日の冬至は、一年で最も夜が長くなる日であり、星空観察には最適なタイミングである。この時期の夜空は澄んでおり、星々の輝きが一層鮮やかに感じられる。冬の星座が勢ぞろいし、オリオン座やふたご座、おうし座が夜空を彩る。特に、オリオン座のベテルギウスとリゲル、おうし座のアルデバラン、ふたご座のポルックスとカストルといった明るい星々が輝き、冬の星空の美しさを堪能できるだろう。
また、12月は寒さが厳しくなるため、星空観察をする際には防寒対策をしっかりと行うことが重要となる。厚手のコートや手袋、帽子などを準備し、温かい飲み物を用意すると、快適に夜空を楽しむことができる。特に流星群を観察する場合は、長時間外にいることになるため、地面からの冷えを防ぐための防寒マットや寝袋なども役立つ。
2025年12月は、冬の夜空を存分に楽しめる多くの天文現象が待っている。流星群、惑星の接近、冬至の長い夜と、星空を観察するには最高の条件が揃っている。ぜひ、この機会に夜空を見上げ、宇宙の神秘を感じてみてほしい。