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2025年8月9日

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2030年6000万人訪日を支える!航空整備士の魅力発信プロジェクトが始動

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航空整備士のプロモーション動画の公開 ~航空整備士の魅力を発信し、整備人材のなり手を拡大します!~(国交省)

令和7年7月25日、国土交通省航空局が、航空整備士の魅力を広く発信するためのプロモーション動画を公開しました。この動画は、航空業界における人材確保の課題に対応し、将来的な航空需要の増加に備える施策の一環として制作されたもので、今後、YouTubeの国交省公式チャンネルをはじめ、航空専門学校や航空会社などのSNSを通じて展開される予定です。

この取り組みの背景には、2030年までに訪日外国人旅行者数6,000万人という政府目標の達成を見据え、航空インフラを支える人材の確保が急務となっている現状があります。そこで、昨年立ち上げられた「航空整備士・操縦士の人材確保・活用に関する検討会」では、安全を大前提に、必要な対策を検討し、今年3月には最終的なとりまとめが行われました。その流れを受け、官民の連携による「航空広報戦略推進協議体」が設置され、整備士の魅力を伝える情報発信活動が本格化しています。

動画は、公益社団法人日本航空技術協会(JAEA)が国の補助金「地方空港等受入環境整備事業補助金」を活用して制作したものです。内容は、高校に通う男女2人が自分自身の進路に悩みながら、航空整備士という職業に希望と可能性を見出していくストーリー仕立てとなっており、若者が「なりたい自分」を見つけるきっかけを丁寧に描いています。動画のタイトルは「なりたい自分は、きっとそこにいる。」で、日々の生活の中で自身の未来像を模索する姿がリアルに描かれており、多くの若者にとって共感しやすい内容になっています。

本プロモーションでは、全日本空輸(ANA)、JALエンジニアリング、中日本航空専門学校、全日本航空事業連合会、地域航空サービスアライアンス協議会、航空局といった業界の主要プレイヤーが整備部門の構成メンバーとして名を連ねており、民間と行政が一体となって取り組むプロジェクトとなっています。こうした官民の連携による情報発信は、航空業界の将来に向けた持続的な人材育成の礎となるものであり、特に若年層に向けた職業教育の充実が期待されます。

航空整備士は、航空機の安全運航を支える根幹を担う重要な職種であり、その責任の重さとやりがいは計り知れません。近年の航空産業では技術革新が進み、より高度な知識と技能が求められる一方で、その役割に対する理解や認知度が十分に浸透していないという課題がありました。今回の動画は、そうした状況を改善するための第一歩とも言えるものであり、職業としての魅力だけでなく、社会的意義や将来性についても強く訴えかけています。

航空整備士を目指す若者やその保護者、教育関係者にとって、本動画は非常に有益な情報源となるでしょう。国土交通省の公式YouTubeチャンネル「MLIT channel」では、すでに動画が公開されており、スマートフォンやパソコンから誰でも視聴可能です。また、今後は航空専門学校のオープンキャンパスなどでも紹介される予定であり、より多くの人に航空整備の現場が身近なものとして感じられる機会が増えていくことが期待されます。

このような情報発信を通じて、将来の航空業界を担う人材の裾野が広がり、より安全で安定した空の旅が実現していくことでしょう。航空整備士という職業に少しでも関心のある方は、ぜひ動画をご覧いただき、その魅力を自らの目で確かめてみてください。

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ

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