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2025年6月15日

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4カ国語対応の観光パンフレット「こじまさんぽ」発刊、備中松山城や鬼ノ城の歴史を世界へ発信

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インバウンド対応強化へ、児島商工会議所が4言語対応パンフレットで地域資源を可視化

岡山県倉敷市の児島地域を拠点とする児島商工会議所は、このたび地域の魅力を余すところなく紹介する観光パンフレット「こじまさんぽ」を発刊しました。このパンフレットは、地元の歴史や文化を再認識してもらうことはもちろん、国内外の観光客に向けて児島地域の魅力を発信することを目的としたもので、地域資源の活用と観光振興の両輪を担う重要な情報発信ツールとなっています。

「こじまさんぽ」では、備中地域や高梁川流域に根付く豊かな歴史を基軸に、観光スポットやグルメ、体験施設など幅広いジャンルの情報が掲載されています。特に、備中松山城、鬼ノ城、下津井城といった歴史的建造物の紹介は、単なる観光ガイドにとどまらず、それぞれの城が持つ時代背景や地域社会との関係性を丁寧に掘り下げており、歴史に関心のある旅行者にも高い評価が期待されます。

このパンフレットの大きな特長は、日本語に加えて英語、中国語、韓国語の合計4カ国語で作成されている点にあります。これにより、外国人観光客に対してもストレスなく情報を提供できる環境が整えられており、インバウンド対応における先進的な取り組みとして注目されています。特にアジア圏からの観光客が年々増加傾向にある中、地域の観光資源を外国語で発信できることは、今後の観光収益や地域活性化に直結する大きな施策といえるでしょう。

児島地域は、古くから繊維産業で栄えてきた町として知られており、ジーンズの聖地としても国内外にその名を轟かせています。しかし、このパンフレットではそうした産業的な側面だけでなく、地元の食文化や、地域住民と観光客の交流を育む体験施設の情報も豊富に盛り込まれています。例えば、地元の食材を活かした料理が楽しめる飲食店の紹介や、染色や織物づくりといったものづくり体験ができる施設の案内など、訪問者が地域と深く関わることができるコンテンツが充実しています。

さらに、観光客が実際に「歩いて楽しめる」ことを意識して構成されたこのパンフレットは、徒歩圏内で複数の名所や店舗を効率よく巡ることができるよう工夫が凝らされており、観光導線の明確化と滞在時間の延伸にも貢献する内容となっています。これにより、地域内の回遊性を高め、観光消費の拡大にも寄与することが期待されます。

パンフレットの制作には、地元の観光業者や文化団体、飲食店など多数の地域関係者が協力しており、単なる情報提供を超えた「地域全体のプロモーション活動」としての意義を持ちます。商工会議所が中心となってこのような多言語対応の広報ツールを制作することは、地域の国際化や地域ブランド構築の観点からも非常に意義深い取り組みです。

今後は、観光案内所やホテル、交通機関などでの配布が予定されており、さらにデジタル版の展開によってオンラインでも閲覧可能となる予定です。これにより、国内外の旅行計画段階から児島地域の情報にアクセスできるようになり、訪問意欲の喚起に繋がるでしょう。また、自治体や民間事業者との連携によって、掲載情報を基にした観光ルートの造成やイベント企画も検討されており、地域における観光振興の次なるステップとして期待が寄せられています。

⇒ 詳しくは倉敷市児島 観光・産業情報サイト「こじまさんぽ」のWEBサイトへ

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