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2025年4月4日

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2025年11月5日、おうし座南流星群が極大!1時間に5個以上の流星が期待される夜

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おうし座南流星群に注目(2025年11月)(国立天文台)

2025年11月、おうし座南流星群が極大を迎え、秋の夜空に明るい流星が流れる光景が期待される。この流星群は、他の流星群に比べて出現数こそ少ないものの、特に明るい流星である「火球」が出現しやすいことで知られている。そのため、流星数の多さよりも、一つひとつの流星が放つ輝きに注目したい流星群である。今年の活動は9月下旬から始まり、11月にかけて続く。特に11月5日頃が極大と予測されているが、おうし座流星群は極大のピークがはっきりしない特徴を持つため、11月上旬を通じて比較的安定して流星が流れると考えられる。

通常、おうし座南流星群の極大時には、空が暗い場所で観察した場合、1時間に3個程度の流星を見ることができる。しかし、2025年は出現数の増加が予測されており、極大期には1時間に5個以上の流星が見える可能性があるとされている。さらに、最も注目されるのが「火球」の発生数の増加である。火球とは、通常の流星よりもはるかに明るく輝く流星のことで、2025年はこの火球が1夜に複数個確認できる可能性があると期待されている。火球は非常に目立つため、特に天文に詳しくない人でも偶然目にすることがあるだろう。もし、明るく長く尾を引く流星を見たら、それはおうし座南流星群の火球かもしれない。

しかし、2025年11月5日は満月と重なっており、夜空には月明かりが広がる。そのため、暗い流星は月光にかき消されてしまう可能性がある。それでも、火球ほどの明るさを持つ流星であれば、月明かりに影響されることなく十分に観察できるはずである。観測の際は、なるべく月が視界に入らない方向を向くことで、暗い流星も見えやすくなる。また、できるだけ光害の少ない場所を選び、目を空の暗さに慣らすことも重要である。

おうし座流星群には、南流星群と北流星群の2種類があり、それぞれ活動時期が異なる。おうし座北流星群の極大は11月12日頃と予測されているが、流星の出現数は比較的少なく、空の暗い場所でも1時間に2個程度とされる。ただし、こちらも火球が出現する可能性があり、南流星群と北流星群の活動期間が重なることで、11月上旬から中旬にかけて流星観測の機会が広がることになる。

流星の観察には、特別な機材は必要ない。肉眼で十分に観察できるため、広い範囲の空を見渡すことができる場所を選び、ゆったりとした姿勢で観察するのが理想的である。観察する際には、最低でも15分ほど目を暗闇に慣らすと、より多くの流星をとらえることができるだろう。背もたれを倒せる椅子やレジャーシートを活用し、快適な姿勢で空を眺めるのが望ましい。11月の夜は冷え込むため、防寒対策をしっかり行い、長時間の観測でも寒さを感じにくいように準備しておくことが重要である。

また、流星は放射点と呼ばれる一点から放射状に流れるように見えるが、実際には空のどこにでも出現する。そのため、放射点であるおうし座の方向だけを見ているのではなく、なるべく広い範囲を観察するのが流星を見つけるコツとなる。放射点が高く昇るほど流星の数は多くなるが、必ずしも放射点の近くで流星が見えるわけではないので、目線を固定せずに空全体を見渡すとよい。

おうし座流星群の母天体は、エンケ彗星と考えられており、彗星の軌道上に残された塵の粒子が地球の大気に突入することで流星が発生する。流星群の中でも、このように長期間にわたって活動するものは珍しく、ゆっくりとした流星が特徴的である。流星の速度が比較的遅いため、他の流星群よりも長い時間尾を引いて流れる様子を楽しむことができる点も、おうし座流星群の魅力のひとつである。

2025年の秋は、おうし座流星群を観察する絶好の機会となる。月明かりの影響があるものの、それを上回る明るい流星が出現する可能性があるため、見逃すことなく夜空を見上げてみたい。火球の出現に期待しながら、秋の夜空を楽しむ時間をぜひ確保しておきたい。

⇒ 詳しくは大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 国立天文台のWEBサイトへ

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