2025年5月21日
労務・人事ニュース
令和7年 公衆浴場の改修費に最大60万円補助、調布市が施設維持を本格支援へ
- 看護師/大橋駅/福岡市南区/福岡県
最終更新: 2025年5月21日 05:07
- 看護師/福岡市博多区/福岡県/雑餉隈駅
最終更新: 2025年5月21日 05:07
- 介護職員福岡市西区/JR筑肥線/下山門駅/福岡県
最終更新: 2025年5月21日 05:06
- 経験不問 履歴書不要・すぐ採用 快適な社宅あり 稼げる工場スタッフ
最終更新: 2025年5月21日 01:56
令和7年 公衆浴場施設整備等事業への補助制度
調布市では、公衆浴場が果たしてきた地域の健康や衛生を守る役割、そして地域コミュニティの交流の場としての重要性に注目し、その継続と活性化を図るための支援策として、「公衆浴場施設整備等事業への補助制度」を設けています。この制度は、市内で営業する公衆浴場に対し、設備の改修やイベント開催にかかる費用の一部を補助するもので、施設の老朽化や来場者減少といった課題に直面している経営者にとって心強い支援となっています。
対象となるのは、市内に所在し公衆浴場を営業している事業者で、なおかつ市税を滞納していない方です。施設の維持管理に尽力している浴場経営者が安心して申請できるよう、要件は比較的明確で実務的な範囲に絞られています。
補助の内容としては、「施設整備事業」と「イベント事業」の2種類に分かれており、それぞれに補助の上限や補助率が異なります。まず施設整備事業については、公衆浴場の改修工事や設備の修繕に要する費用の2分の1が補助され、年間で1施設あたり最大60万円までが限度となっています。ボイラーや給湯機の交換、浴槽の補修など、老朽化が進む設備の更新が対象になるため、安全面の確保や利用者満足度の向上にもつながります。
また、もう一つの柱であるイベント事業は、地域とのつながりを深めるための企画にかかる費用が対象です。こちらは経費の3分の2が補助され、年間で1施設あたり最大3万円までが交付されます。地域の子どもたちや高齢者に向けた健康促進イベント、浴場を活用した季節行事など、利用者との交流を促すアイデアを実現しやすくするための支援といえるでしょう。
申請を行う際には、交付申請書の提出に加えて、見積書や契約書の写し、市税の完納を証明する書類が必要となります。また、申請の受理後に市から交付決定通知書が届く前に着工・実施してしまった場合は補助対象外となるため、手続きのタイミングには注意が必要です。工事完了後は、実績報告書や領収書、改修前後の写真などを提出することで、補助金の振込が行われる流れとなっています。
この制度を活用することで、公衆浴場経営者は自助努力だけでは難しい大規模な改修や地域貢献活動を行いやすくなり、結果として利用者の利便性と安全性を高めることにもつながります。また、市はこの制度を通じて、地域資源としての銭湯文化を維持し、健康で活力ある市民生活の一助とすることを目指しています。
⇒ 詳しくは調布市のWEBサイトへ