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2025年6月2日

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2025年10月に大手町で授賞、農林水産大臣賞1点と官房長賞3点が競われる「食品産業もったいない大賞」の実力とは

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第13回「食品産業もったいない大賞」募集開始!(農水省)

令和7年5月22日、農林水産省は第13回「食品産業もったいない大賞」の募集開始を発表しました。この表彰制度は、食品産業における「もったいない」精神を具体的な行動に移し、食品ロス削減や廃棄物の再資源化、省エネルギーの推進などを通じて、持続可能な社会の実現に貢献している取り組みを広く発掘し、顕彰するものです。表彰を通じて優れた事例を広く紹介し、同様の取り組みの拡大を促すことを目的としています。

この賞は、単に環境への配慮にとどまらず、食品産業の競争力強化や企業価値の向上にもつながる重要な取り組みとして、年々その注目度を高めています。特に近年では、消費者の環境意識の高まりやSDGs(持続可能な開発目標)の浸透を背景に、企業の社会的責任が問われる場面が増えており、「もったいない大賞」への応募は、単なる表彰を超えたブランド価値の創出ともいえる取り組みになっています。

今回の第13回募集において、最も栄誉ある「農林水産大臣賞(食品産業もったいない大賞)」は1点が予定されており、そのほかに「農林水産省大臣官房長賞」が3点程度、「食品産業もったいない大賞審査委員長賞」が2点程度用意されています。これらの賞は、いずれも各企業・団体・個人の努力と創意工夫を評価するものであり、環境対応型経営を推進する一助として、大きな意義を持つものです。

この大臣賞の授賞式は、令和7年10月30日(木曜日)に東京都千代田区の「大手町プレイス ホール&カンファレンス」において、「第9回食品ロス削減全国大会」の一環として実施される予定です。このような公開の場で取り組みが紹介されることは、受賞者にとって広報効果が高く、他業種への波及効果も期待されています。

今回の募集では、食品ロス削減・リサイクルをはじめとし、省エネルギー・CO2削減、廃棄物の削減と再利用、さらに教育や普及活動といった観点から、幅広い分野の取り組みが対象となっています。応募対象者には、食品製造業者や小売業者、外食産業、農業者のみならず、物流や包装資材などの関連業者、さらには大学や高校、フードバンク、地方自治体、リサイクル業者、そして個人に至るまで、多岐にわたる主体が含まれています。

この多様性は、食品ロスの問題が業界や立場を超えた共通の課題であることを象徴しています。とりわけ企業の採用担当者にとっては、こうした持続可能な取り組みが企業文化の一部として組み込まれているか否かが、若年層や志の高い求職者の採用において重要な判断材料となる時代になっています。環境に配慮した行動や社会課題への取り組みが、企業の採用力やブランド価値の向上に直結する現在、こうした表彰制度への参加は、人材確保の観点からも戦略的な意味を持ちます。

なお、応募の締切は令和7年6月15日(日曜日)までとされており、すでに締切日まで残りわずかとなっています。応募を希望する場合は、(公財)食流機構のウェブサイトにて詳細を確認の上、早めの準備が推奨されます。過去の受賞事例についても参照することができ、それらを参考にすることで、自社の取り組みのアピール方法や視点の補強につながることでしょう。

⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ

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