2025年5月24日
労務・人事ニュース
山陽小野田市が推進、創業1年以内または第二創業対象の実践型店舗支援事業
- 認可保育園の保育士
最終更新: 2025年5月23日 08:31
- 医療機関での治験コーディネーターのお仕事/車通勤可/駅近/即日勤務可
最終更新: 2025年5月24日 07:01
- 訪問看護業務および付帯する業務/車通勤可/即日勤務可/土日祝休み
最終更新: 2025年5月24日 07:01
- 常勤・医療系の看護師/車通勤可/即日勤務可/シフト
最終更新: 2025年5月24日 07:01
実店舗運営体験を通じて経営力強化、起業塾修了後に審査会で事業者選定
山口県山陽小野田市にある小野田商工会議所では、創業を目指す起業家を対象とした実践的なテストマーケティング事業「チャレンジ!ショップ in おのサン」の出店者募集を開始しています。この取り組みは、創業希望者が実際の店舗運営を通じて営業経験を積み、将来の独立開業に向けた実践的なスキルを身につけることを目的としています。出店の舞台となるのは、市内の商業施設「おのだサンパーク」内の東館1階、暮らしの診療所横に位置する店舗スペースで、フロアガイドC1-8に該当し、面積は4.86坪と実際の商業運営に十分な広さが確保されています。
今回の事業は、令和8年1月からの営業開始を予定しており、出店期間は6か月から10か月程度が見込まれています。事前に必要となるのは、小野田商工会議所が主催する「起業塾」の受講です。この起業塾は令和7年9月上旬から10月下旬にかけて全4回の講義が行われる予定であり、事業計画の立案や財務管理、販売促進といった創業に必要な基礎知識を習得できる内容となっています。起業塾終了後には審査会が実施され、審査を通過した方のみが出店の権利を得るという流れになります。審査会は令和7年11月中旬に開催される予定です。
募集対象は、市内に住民票を有する個人または登記を行っている法人で、小規模事業者に該当することが条件です。具体的には、商業・サービス業で従業員が5人以下、製造業・建設業・その他業種では20人以下の事業者が対象となります。創業1年以内、あるいはこれから創業を考えている方、さらには第二創業を予定している方も対象に含まれており、幅広い層の起業家が応募可能です。さらに、チャレンジショップ終了後も市内で事業を継続する意思があることが求められ、地域経済の活性化に寄与する意欲が重視されます。
業種については、小売業(雑貨など)やサービス業(エステ、ネイル等)を中心に募集されており、施設内の立地や来店者層を踏まえた業種設定がなされています。おのだサンパークは、日常の買い物からレジャーまで幅広いニーズに応える地域密着型商業施設であり、通路沿いの目立つスペースであることから、高い集客が見込める環境となっています。
費用面でも起業希望者への手厚い支援が用意されています。出店にかかる自己負担の家賃は月額3万円と抑えられており、初期準備資金として10万円の看板等準備金が支給されるのも大きな魅力です。このような支援体制により、資金面の不安を最小限に抑えながら、実践的な販売活動を展開することが可能となります。なお、出店契約は「おのだサンパーク」を運営する小野田商業開発株式会社との契約となり、保健所の許認可等が必要な業種においては事前に承認を得る必要があります。
この取り組みは、起業家にとって理想的なテストマーケティングの場であると同時に、企業の人材戦略にとっても重要な意義を持ちます。新規事業を社内で立ち上げる企業や、地域密着型サービスを展開する企業にとっては、こうしたプログラムを経験した人材は、実務経験と地域理解、そして起業マインドを兼ね備えた即戦力となり得る存在です。また、実店舗運営の経験は、将来のエリアマネジメントやFC展開などにも通用する貴重なスキルとなるため、人材開発の一環として注目されるべきです。
応募締切は令和7年8月29日(金)であり、出店を希望する場合は所定の申込書に必要事項を記入のうえ、FAXまたはメールにて小野田商工会議所まで提出する必要があります。地域経済の未来を担う次世代の事業者がここから羽ばたくことを期待して、多くの意欲的な応募が寄せられることが見込まれています。
⇒ 詳しくは小野田商工会議所のWEBサイトへ