2025年6月29日
労務・人事ニュース
地域密着人材の育成に最適、日光検定で3級・2級・1級の試験が開催
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「夜勤なし」/正看護師/クリニック/ブランクのある方も歓迎
最終更新: 2025年6月28日 23:04
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「夜勤のみOK」/准看護師/有料老人ホーム/介護施設/夜勤バイト/残業ありません
最終更新: 2025年6月28日 23:04
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「夜勤なし」/准看護師/オンコールなし
最終更新: 2025年6月28日 23:04
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「夜勤なし」/准看護師/デイサービス/介護施設/オンコールなし
最終更新: 2025年6月28日 23:04
受験資格に年齢制限なし、多世代対応の教育ツールとして企業導入に最適
2025年9月7日に実施される「第17回日光検定試験」は、日光の歴史や文化、地域資源に関する知識を問うご当地検定として、多くの関心を集めています。この検定は、日光を訪れる観光客を温かく迎える地域のホスピタリティを高めるとともに、観光・産業振興を促進し、地域の活性化を目指すものです。主催は日光検定実行委員会で、事務局を務めるのは日光商工会議所です。受験者が地域について深く理解し、それをもとに多方面で活躍できる人材として評価されることを意図している点は、企業にとっても地域密着型の人材発掘の参考となります。
今回の試験は1級・2級・3級の3段階で構成され、それぞれの級には異なる受験条件が設けられています。3級は誰でも受験可能ですが、2級の受験には3級の合格が、1級の受験には2級の合格が必要です。学歴・年齢・性別・国籍に制限はなく、小中高生にも門戸が開かれています。しかも、小中高生の受験料は通常の半額とされており、学生の地域理解や学習意欲を促す制度が設けられています。また、一つの企業や団体から5人以上の受験がある場合は、受験料が1人あたり500円割引される仕組みが導入されており、企業単位での参加を推奨する意図も感じられます。
検定の実施場所は、日光市鬼怒川温泉大原にある藤原公民館で、受験日は2025年9月7日(日曜日)に設定されています。申込受付は2025年7月1日から8月19日までとなっており、郵送や窓口での申し込みが可能です。なお、申込み後のキャンセルによる返金は認められておらず、申し込みに際しての注意が求められます。受験票は8月22日に発送され、合格発表は9月16日に日光商工会議所の各事務所およびホームページ上で行われます。合格者には合格証が郵送され、さらに1級・2級の合格者には特典としてオリジナル御朱印帳が進呈されることも大きな魅力です。
試験時間はすべての級で午後1時30分から午後3時までとなっており、制限時間90分の中で日光に関する幅広い知識が試されます。問題形式は級ごとに異なり、3級は四択形式を中心に基礎知識を問う内容、2級は記述や選択形式を交えた中級レベル、1級では記述および小論文形式でより深い考察力や表現力が求められます。公式問題集は商工会議所のホームページからダウンロード可能で、書籍販売は既に終了しています。このような学習環境は、社会人が業務と並行して受験準備を進めるうえで非常に利便性が高く、企業による社内教育や地域研修としての活用も期待できます。
それぞれの級には定員が設定されており、1級は20名、2級は30名、3級は50名とされており、限定された枠の中での競争が生じる点も受験者のモチベーションを高めます。合格基準は1級・2級で80点以上、3級で70点以上となっており、明確な評価基準の下で実力が問われます。単なる観光検定にとどまらず、地域の歴史や文化に関する知識を体系的に習得し、それを他者に伝える力も養うことができるこの試験は、観光業や地域振興に携わる人々にとってはもちろん、一般企業における人材育成の一環としても注目に値します。
特に企業の採用担当者にとっては、日光検定の合格者が持つ知識や地域への理解は、その人材の地元愛や継続性のあるキャリア意識を推測するうえでの一つの指標となり得ます。地元志向の高い人材は離職率が低く、地域企業に長く貢献できる可能性が高いため、採用活動の中で検定取得を評価軸として取り入れることも検討に値するでしょう。また、企業が社員に対してこの検定の受験を推奨することで、地域との結びつきを強め、CSR活動や地域貢献の一環として社外への好印象を与える効果も期待できます。
このように、第17回日光検定試験は、地域の伝統と未来をつなぐ重要な試みであり、観光業界だけでなく、さまざまな業種の企業にとっても人材育成と地域連携の起点となる意義ある取り組みです。日光という地域資源に対する理解を深め、企業活動と地域社会が相互に利益をもたらす関係を築くうえで、大いに活用できる機会と言えるでしょう。
⇒ 詳しくは日光商工会議所のWEBサイトへ