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2025年6月25日

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令和7年 千代田町と群馬県が最大80万円支援!新技術開発に挑む中小企業向け補助金

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令和7年度千代田町ぐんま技術革新チャレンジ補助金

令和7年度における千代田町の技術支援事業として、群馬県と町が連携して実施する「千代田町ぐんま技術革新チャレンジ補助金」の申請受付が始まっています。この補助制度は、町内に主たる事業所を持つ中小企業者を対象に、新たな技術や製品の開発を支援するものであり、地域産業の活性化と技術力向上を目指す重要な取り組みです。補助金の申請期間は令和7年6月2日から6月27日までで、締切までに必要書類を提出することが求められています。

この補助金は、革新的な製品やサービスの開発、あるいは地域の特色を活かした新技術の創出にかかる費用の一部を支援するもので、補助額は最大で80万円に設定されています。内訳としては、千代田町と群馬県がそれぞれ40万円ずつを負担し、補助率は一般の中小企業で2分の1、小規模事業者については5分の4まで引き上げられています。小規模事業者とは、製造業などでは従業員20人以下、商業・サービス業では5人以下の企業を指します。

補助対象となる経費の範囲は広く、原材料費、機械装置や工具器具の購入・借用費、委託費、外部専門家への協力費、市場調査費、さらにはシステム開発費やクラウドサービスの利用料、知的財産の出願にかかる費用などが含まれます。特に注目されているのは、クラウドファンディングの導入費用や、自社で行うシステム開発における人件費も対象に含まれている点であり、デジタル技術を導入した事業に対しては審査時に加点評価が行われる仕組みとなっています。

一方で、補助対象とならない事業についても明確に定められています。たとえば、開発の大部分が外注に依存している事業や、既存技術を軽微に改良しただけの事業、第三者から発注された開発業務、スケールアップや量産化を目的とする事業は対象外です。また、交付決定前に着手された案件や、販路拡大のみを目的とした費用(広告宣伝費など)も補助の対象には含まれません。

申請にあたっては、群馬県と千代田町双方に必要書類を提出する必要があります。電子申請の場合は、経済産業省が運営する「Jグランツ」システムを利用することになり、利用には「GビズIDプライム」の取得が前提となります。IDの取得には通常2〜3週間を要するため、余裕を持った準備が重要です。その他、電子メール、郵送、窓口への持参といった方法でも提出が可能であり、申請者の都合に応じた柔軟な対応がなされています。

この補助金は交付決定後の事業にのみ適用され、補助金は精算払いの形式で支給されます。すなわち、開発にかかる費用は一度事業者が全額負担し、支払いや実施報告の後に補助金が支給される仕組みです。また、補助対象経費の支出には厳格な経理処理が求められ、見積書の取得や契約書の締結、銀行振込による支払い、納品書や請求書の管理など、通常の商取引よりも細かなルールの遵守が必要になります。

さらに、補助事業の成果については、完了後3年間にわたり毎年報告が義務付けられており、成果報告を怠った場合は今後の補助金申請資格を失う可能性もあります。また、開発した成果物の販売や譲渡には制限があり、町や県の許可が必要となる場合があります。こうした点も含め、申請前に制度全体の運用ルールをしっかり理解することが求められます。

この補助金制度は、地域企業の成長を促すと同時に、地域経済全体の競争力強化にもつながるものです。特に、デジタル技術の活用やDX化といった次世代型の事業に挑戦する企業にとっては、大きな後押しとなる支援制度です。町内企業が今後の発展の糸口をつかむための一歩として、積極的な活用が期待されています。

⇒ 詳しくは千代田町のWEBサイトへ

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