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2025年7月19日

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世界7都市に拠点設置、ジェトロが2025年に海外展開支援体制を大幅拡充

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ジェトロのコンテンツ海外展開支援拠点を世界7都市に拡充!(JETRO)

2025年7月4日、日本貿易振興機構(ジェトロ)は、日本のコンテンツ産業のさらなるグローバル展開を支援するため、既存の取り組みを強化し、「コンテンツ海外展開支援拠点」を世界の主要都市に拡充したと発表しました。この新たな展開により、拠点は合計で7都市となり、これまで以上に戦略的かつ実践的な支援体制が整えられることになります。対象となる都市は、米国のロサンゼルス、タイのバンコク、インドのニューデリー、ブラジルのサンパウロ、フランスのパリ、中国の上海、韓国のソウルの7都市です。いずれも経済成長が著しく、また日本のアニメやゲーム、映像、音楽といったコンテンツへの関心が高い地域であり、ビジネスチャンスの拡大が期待される市場です。

各拠点には、現地のコンテンツビジネスや流通、法律、マーケティングに精通した専門員が常駐しており、日本企業の現地進出や展開に関わるさまざまな課題に対して、実践的なアドバイスやマッチング支援を提供します。例えば、ライセンス契約や現地パートナーの開拓、販路拡大、展示会やフェスティバルへの出展支援など、実際の事業活動に即したサポートを受けることが可能です。また、コンテンツ特有の権利関係や翻訳・ローカライズなどの文化的な側面についても、現地の市場特性に基づいた丁寧な対応が行われることで、事業者の不安を軽減し、成果に結びつく支援が期待されます。

こうした海外支援拠点の拡充に伴い、ジェトロ本部にも「コンテンツ海外展開相談窓口」が新たに設置されました。この窓口では、拠点の情報提供だけでなく、各地域における商習慣や市場環境、支援メニューに関する詳細な案内が行われており、国内からでもきめ細かな支援を受けることができます。とくに、これから海外展開を目指す中小規模の事業者や、初めて海外市場に挑戦する企業にとっては、最初の相談先として大変心強い存在となるでしょう。

グローバル市場における日本のコンテンツ産業のプレゼンスは年々高まっており、近年では日本のアニメやゲーム、マンガが欧米やアジアを中心に大きな注目を集めています。こうした追い風の中、企業が海外での展開を実現するには、現地の規制や商習慣に対応した戦略立案と、信頼できるパートナーとの連携が不可欠です。今回のジェトロの取り組みは、まさにそのニーズに応えるものであり、事業者にとっては現地進出の成功率を高める大きな武器となります。

さらに、グローバル人材の確保や異文化対応の観点からも、こうした拠点の存在は重要な役割を果たします。企業の採用担当者にとっては、海外展開を支援する人材の育成や、現地との橋渡しができる人材の確保を視野に入れた取り組みが求められており、ジェトロが提供する情報や人脈ネットワークは大きな価値を持ちます。とくに、各都市での現地パートナー企業との連携や、ビジネスイベントの開催といった機会は、採用活動や企業のブランディングにも直結する重要な接点となるでしょう。

コンテンツ産業は今や単なる娯楽にとどまらず、観光、教育、医療、地域振興など、さまざまな分野と融合することで新たな価値を生み出す力を持っています。そうした可能性を海外市場でも実現していくためには、信頼性と実行力を兼ね備えた支援体制が欠かせません。ジェトロが展開するこの7拠点は、その象徴的な存在として、今後も多くの日本企業の海外展開に貢献していくことでしょう。

この支援体制は、2025年7月現在で整備されたばかりであり、最新の情報や支援内容については、ジェトロの公式ウェブサイトを通じて確認することができます。事業者の皆様には、ぜひ一度相談窓口を活用し、自社のビジョンを世界へ広げる第一歩としていただきたいところです。

⇒ 詳しくは独立行政法人日本貿易振興機構のWEBサイトへ

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