労務・人事ニュース

  • TOP
  • お知らせ
  • 労務・人事ニュース
  • 岡山市、移動支援団体に最大2万円補助 アドバイザー派遣制度

2025年8月25日

労務・人事ニュース

岡山市、移動支援団体に最大2万円補助 アドバイザー派遣制度

Sponsored by 求人ボックス

令和7年 岡山市地域の支え合いによる移動支援活動推進事業補助金


この記事の概要

岡山市は、高齢者など外出に困難を抱える住民を地域で支える「移動支援活動」の立ち上げや運営方法について、専門家から助言を受ける団体に対して費用の一部を補助する「アドバイザー派遣補助金」を令和7年度も実施する。補助限度額は年間2万円で、申請受付は令和7年4月1日から令和8年2月2日まで先着順で行われる。


岡山市が行う「地域の支え合いによる移動支援活動アドバイザー派遣補助金」は、地域住民や町内会などが主体となり、高齢者などの外出を支えるための活動に対して、専門的な知識や経験を持つアドバイザーを派遣するための費用を支援する制度である。この制度は、移動支援活動を計画している、もしくはすでに実施している団体が対象で、活動の立ち上げや運営に関して具体的かつ実践的なアドバイスを受けられるようにすることを目的としている。補助対象期間は令和7年4月1日から令和8年3月31日までであり、申請受付は令和7年4月1日から令和8年2月2日までの期間に先着順で行われる。提出方法は持参または締切日必着の郵送であり、事前に申請の手引きを確認した上で市へ相談し、必要書類とともに交付申請書を提出する流れとなる。

対象となるのは岡山市内で活動する団体であり、支え合い活動を行っている町内会などの地縁団体や高齢者などで構成される5人以上の団体であることが必要である。また、高齢者等の移動を支援する事業が「道路運送法における許可又は登録を要しない運送に関するガイドライン」に基づく活動であることが条件となっている。補助対象経費には、アドバイスを受ける際の受講料、講師の交通費、会場の賃借料、その他関連する経費が含まれる。補助額は1年度あたり最大で2万円までで、同じ年度に申請できるのは1回限りである。

申請の流れとしては、まず事前相談を行い、交付申請書と団体概要書など必要書類を提出し、市から交付決定通知を受ける。その後、事業が完了したら実績報告書と必要書類を提出し、補助金額の確定通知を受けて交付請求を行う。請求が受理されると、市から指定の口座へ補助金が振り込まれる。事業計画を変更したり中止したりする場合には、計画変更(中止・廃止)申請書を提出する必要がある。

この補助金制度は、地域での自発的な支え合いを促進し、移動が困難な高齢者や障害を抱える人々が住み慣れた地域で安心して生活できるようにすることを狙いとしている。地域活動の立ち上げ時には人材不足やノウハウの欠如といった課題があるが、アドバイザー派遣を通じて活動の質や継続性を高め、効果的な運営方法を学ぶことができる点が大きな魅力である。また、費用面での負担を軽減することで、より多くの団体が移動支援に取り組むきっかけを作る役割も担っている。こうした制度を通じて、地域の助け合い文化を根付かせることは、超高齢社会を迎える中で重要な施策のひとつとなっている。

この記事の要点

  • 補助対象は岡山市内で活動する高齢者等5人以上の団体
  • 活動は道路運送法の許可不要なガイドラインに基づく移動支援に限る
  • 補助額は年間最大2万円、対象経費は講師料や会場費など
  • 申請受付は令和7年4月1日から令和8年2月2日まで先着順
  • 申請は事前相談後、必要書類を提出し交付決定を受ける
  • 事業完了後は実績報告と交付請求が必要

⇒ 詳しくは岡山市のWEBサイトへ

パコラ通販ライフ
それ以外はこちら