2025年9月12日
労務・人事ニュース
1kgあたり100円補助!令和7年 八百津町が栗農家と製造業者を支援する新制度
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令和7年 八百津町地産地消推進事業(栗)補助金
この記事の概要
岐阜県八百津町では、町内の栗栽培を促進しながら耕作放棄地の再活用と食の安心・安全を実現するため、栗を町内の栗商品製造事業者に販売した生産者に対して補助金を交付しています。申請期限は令和7年11月28日までで、販売量に応じて最大1kgあたり100円の補助が受けられます。
岐阜県加茂郡に位置する八百津町では、町の特産品である栗を活用した取り組みを通じて、地域農業の再活性化と地産地消の推進を図る新たな支援制度が設けられています。この制度では、町内の農地で栽培された栗を収穫・水洗いし、不良品や浮き栗を取り除いたうえで、町内に所在する栗商品製造事業者へ販売した農家に対し、販売実績に基づいて補助金が支給される仕組みとなっています。具体的には、販売量1kgあたり最大100円の補助が受けられ、支給は予算の範囲内で行われます。補助対象となるのは、あくまで町内で栗を栽培している農地に限られており、町外の農地は対象外です。
申請に際しては、明細書や印鑑、通帳のコピー、新規申請者または農地に変更があった場合には位置図などを持参し、八百津町役場農林課または最寄りの出張所窓口で申請書を記入する必要があります。受付時間は平日の午前8時30分から午後5時15分までで、申請の締め切りは令和7年11月28日(金曜日)となっています。時間外や土日祝日の申請は受け付けていないため、余裕を持っての準備が求められます。
また、この補助制度は、栗商品製造事業者側の取り組みにも拡大されており、令和5年度からは「栗きんとん」以外の製品を製造する事業者も補助の対象として認められました。これにより、栗の加工品開発や販路拡大を目指す事業者にとっても、地域資源の有効活用という観点から大きなメリットとなるでしょう。
事業者として補助の対象になるためには、事前に八百津町に対して「新規製造事業者届出書」を提出する必要があります。さらに、補助金の交付を受けるためには、栗を販売した農家に対して購入証明書を発行することが求められています。この制度は単なる販売支援にとどまらず、地域内での経済循環を促進し、地元農業と加工産業の連携を深めることで、町全体の持続可能な成長につなげることを目的としています。
補助金の対象となる農家や事業者は、町内の一次産業や地場産業を担う存在として、地域経済の中核を担っており、町が進める持続可能な農業政策の一翼を担っています。地域農業の活性化と同時に、耕作放棄地の削減という社会課題の解決にもつながるこの取り組みは、今後、他の自治体にとっても先進的な事例となり得るでしょう。
八百津町では、町内産の栗を使った新たな商品開発を推進することで、地域ブランドの価値向上を図ると同時に、食の安全性や地元農産物の品質を重視する消費者のニーズに応える体制を整えています。こうした取り組みは、地域に根ざした農業の未来を支えるだけでなく、地元に関心を持つ若手農業者や事業者の参入を後押しする契機にもなりそうです。
この記事の要点
- 栗を町内の製造事業者に販売した生産者に1kgあたり100円の補助金を交付
- 対象は町内のほ場で栗を栽培している農家のみ
- 申請には明細書、印鑑、通帳コピー、場合により位置図が必要
- 受付は平日8時30分から17時15分まで、締切は令和7年11月28日
- 栗きんとん以外の製造事業者も補助対象に拡大
- 事業者は購入証明書の交付や届出書の提出が必要
- 地域の耕作放棄地削減と地産地消の促進が目的
⇒ 詳しくは八百津町のWEBサイトへ