2025年10月6日
労務・人事ニュース
令和7年 最大25万円補助!富士市がCNF試作・技術開発を支援する補助金の申請受付を開始
- 「夜勤なし」/准看護師/眼科/クリニック/オンコールなし
最終更新: 2025年10月5日 22:39
- 「ブランクOK」/准看護師・正看護師/リハビリテーション科/皮膚科/麻酔科/クリニック
最終更新: 2025年10月5日 22:39
- 直行直帰OK週2,3日~、大規模ステーションでの訪問看護師のお仕事/車通勤可/残業なし/即日勤務可
最終更新: 2025年10月5日 09:34
- 「夜勤なし」/正看護師/保育園/オンコールなし
最終更新: 2025年10月5日 22:39
令和7年 富士市CNF連携拠点活用補助金
静岡県富士市では、地域産業のイノベーションと持続可能な社会の実現を目指し、「富士市CNF連携拠点活用補助金」の制度を実施しています。この補助金は、富士市が設置した「富士市CNF連携拠点」と連携し、企業などがセルロースナノファイバー(CNF)や微細化セルロースを活用して試作や用途開発、技術相談などに取り組む際に、その費用の一部を支援する仕組みです。特に、富士工業技術支援センターが提供するCNFサンプルを活用することで、これまで手が届きにくかった高度な素材開発や新技術の応用に取り組むきっかけを得られる貴重な機会となっています。
この補助金制度は、富士市内外の事業者が対象ですが、対象者として認められるには、富士市CNFプラットフォームの会員企業であることが必要です。富士市内に事業所を有する会員企業に対しては、補助対象経費の3分の2以内を上限として補助が行われ、上限額は25万円となっています。一方、富士市外の会員企業についても、補助対象経費の2分の1以内で、同様に上限25万円の支援が適用されます。このように地域内外の企業に対して公平な支援を提供しつつ、市内企業にはより高い補助率を設定することで、地域経済への波及効果を意識した制度設計がなされています。
補助対象となる経費には、試作に必要な原材料や副資材の購入費、実験や開発に伴う消耗品、出張費、外注・委託にかかる費用、さらには技術相談や専門的な指導に対する謝礼なども含まれます。また、これらに加え、市長が特に必要と認めた経費も対象となるため、柔軟な運用が可能です。ただし、他の補助金制度などとの併用は認められておらず、他の公的支援を受ける事業はこの制度の対象から除外されるため、注意が必要です。
申請の受付は令和8年1月23日(金)までとなっており、事業の実施期間は補助金の交付決定日から令和8年3月20日(金)までに完了しなければなりません。予算の上限に達した場合には、期限前に受付が終了する可能性があるため、関心のある企業は早めの申請準備が求められます。また、この補助金は同一年度内で1回のみ申請できる制度となっており、活用を検討する際には事業内容の明確化と計画の精緻化が不可欠です。
本補助制度は、特にこれからCNF素材を活用した製品開発や試作に取り組もうとしている企業にとって、大きな後押しとなる内容です。素材開発には高額な設備投資や試作コストが伴うため、資金面の課題がネックとなるケースも少なくありません。富士市が提供する補助制度を活用すれば、実際の試作品の開発や市場投入前の検証といった重要なプロセスを、コスト面でリスクを抑えながら進めることが可能になります。
さらに、富士市では2024年11月より、富士工業技術支援センターからCNFサンプルの提供も本格的に開始しており、これと連動した補助制度の存在は企業にとって試作・開発フェーズへの参入を後押しする強力なインセンティブとなっています。すでに国内外で高い注目を集めているCNFは、軽量かつ高強度で、再生可能な資源から得られるため、環境負荷の低減にも貢献できる次世代素材として期待されています。そうした素材の利活用を、産学官の連携を通じて推進していく取り組みの中に、今回の補助金制度は位置付けられているのです。
この制度は、製造業のみならず、建材、パッケージ、医療、化粧品、繊維、農業資材など多様な分野での応用が期待されるため、異業種からの挑戦にも門戸が開かれています。CNF活用の第一歩として、また自社の研究開発活動の強化や新規事業の足がかりとして、この機会を積極的に活かすことが重要です。
企業が持つ独自の技術やノウハウと、富士市が整備する支援体制を組み合わせることで、地域発の新しい技術革新が生まれる可能性が高まっています。未来を見据えた研究開発や試作活動に取り組みたい企業にとって、今回の補助金制度は大きなチャンスとなることでしょう。
⇒ 詳しくは富士市のWEBサイトへ