2025年9月28日
労務・人事ニュース
40社近い台湾企業の九州進出案件を支援中、ジェトロと経済団体が覚書締結
- 「夜勤なし」/正看護師/有料老人ホーム/デイサービス/介護施設/オンコールなし
最終更新: 2025年9月27日 22:36
- 「夜勤なし」/准看護師・正看護師/介護施設/ブランクのある方も歓迎
最終更新: 2025年9月27日 22:36
- アイリスト/福間駅/社員募集/9月28日更新
最終更新: 2025年9月28日 01:36
- 「駅チカ」/准看護師/老人保健施設/介護老人保健施設/介護施設/夜勤なし
最終更新: 2025年9月27日 22:36
ジェトロと九州経済連合会、台湾貿易センターとの協力覚書を締結 ―台湾半導体関連企業等の九州への誘致を強化―(JETRO)
この記事の概要
ジェトロと九州経済連合会、台湾貿易センターは、台湾企業の九州進出や日台企業間の協業を推進するため、協力覚書を締結しました。九州を半導体をはじめとする先端産業の拠点と位置付け、投資環境の情報発信や企業誘致ミッション、拠点設立支援などを三者連携で進めます。現在40社近い台湾企業の進出支援も進行中です。
九州と台湾を結ぶ新たな経済連携の枠組みが始動しました。2025年9月5日、ジェトロと九州経済連合会、そして台湾貿易センターは、台湾企業の九州進出や両地域企業の協業を一層強化するため、協力覚書を締結しました。今回の覚書により、外国企業誘致の実績を持つジェトロ、地域産業や団体とのネットワークを有する九州経済連合会、そして台湾企業との強固な関係基盤を持つ台湾貿易センターが、それぞれの強みを補完し合いながら活動する体制が整いました。
具体的な取り組みとして、九州における投資環境の情報提供や台湾企業による視察ミッションの組成、投資誘致セミナーの開催が予定されています。また、台湾企業が九州で拠点を立ち上げる際の支援として、法務や税務のコンサルティング、一時的なオフィススペースの提供、立地に関する情報発信など、実務面でのサポートも強化されます。さらに、台湾企業と九州地域の協業候補企業とのビジネスマッチングも進められ、双方にとっての新たなビジネスチャンス創出が期待されています。
ジェトロは9月1日、福岡に「九州広域半導体等誘致推進本部」を設立し、域内の事務所と連携して外国企業の誘致活動を加速させています。これは、2023年9月に熊本に「熊本・半導体分野等外国企業支援デスク」を設けた流れを引き継ぐものであり、九州を半導体産業の最重要拠点と位置づけた戦略の一環です。現在すでに40社近い台湾企業の進出案件が進行しており、今回の覚書締結はその動きをさらに加速させる契機になるとみられます。
九州経済連合会は「新生シリコンアイランド九州」の実現を掲げ、会員企業、大学、行政機関などと幅広い連携を築いてきました。台湾企業の進出や日台企業の協力は、地域産業の競争力を高めるうえで大きな意味を持ち、九州の未来を切り拓く重要な要素として位置づけられています。
台湾貿易センターも本年4月、福岡の拠点を強化し「台湾貿易投資センター」を設立しました。半導体をはじめとする台湾企業の九州進出や現地企業との協業を支援する体制を整備し、日台双方からの支援を強化しています。これにより、九州と台湾の経済関係はより緊密に、かつ戦略的に発展することが期待されています。
今回の覚書締結は、半導体分野を中心に九州の産業エコシステムを強化し、世界市場に対して地域の魅力を発信していく重要な一歩です。台湾は半導体製造の世界的拠点であり、その企業が九州に拠点を設けることは、日本国内の産業基盤強化に直結します。九州は地理的にアジアとのアクセスが良く、国際的なビジネス展開において大きな可能性を持つ地域であり、今回の取り組みはその優位性を最大限に活かすものといえるでしょう。
この連携により、九州における産業振興や雇用創出、さらには国際競争力の向上が見込まれます。特に採用担当者にとっては、台湾企業進出に伴う新たな雇用機会や、人材の国際交流を通じたスキル向上など、多方面での人材活用の可能性が広がります。九州がアジアのハブとして機能を強めることで、企業にとっても人材にとっても魅力的な環境が整いつつあります。
この記事の要点
- ジェトロ、九州経済連合会、台湾貿易センターが協力覚書を締結
- 九州と台湾の企業連携や台湾企業の進出支援を強化
- 九州広域半導体等誘致推進本部が福岡に新設
- 熊本にも半導体支援デスクを設置し誘致活動を展開中
- 40社近い台湾企業の九州進出案件を支援中
- 台湾貿易投資センターが福岡で活動を拡充
- 「新生シリコンアイランド九州」を目指し産業振興を推進
⇒ 詳しくは独立行政法人日本貿易振興機構のWEBサイトへ