2025年10月5日
労務・人事ニュース
阿南市 鳥獣害対策に最大5万円補助、電気柵・メッシュ柵の設置費用を令和7年12月31日まで
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令和7年 阿南市 鳥獣害対策(電気柵及びワイヤーメッシュ柵)に対する補助
農作物の安定的な生産を維持するためには、野生動物による被害、いわゆる鳥獣害への対策が欠かせません。近年では、イノシシやシカ、サルなどによる農作物被害が深刻化しており、これに対応するため各地で防護資材の導入が進められています。そうした中、自治体による支援制度として注目されているのが、電気柵やワイヤーメッシュ柵などの設置に対して資材費の一部を補助する制度です。令和7年度も、対象となる市内の農地で耕作を行う農業者を対象に、この鳥獣害対策資材費補助制度が実施されています。
この補助制度では、市内に所在する農地を実際に耕作している者であれば申請が可能となっており、個人農家はもちろんのこと、法人や農業団体なども対象となります。対象となる資材は、鳥獣の侵入を防ぐ目的で設置する電気柵およびワイヤーメッシュ柵などが含まれており、それらの資材を用いて農地の防護対策を行う場合に、購入費用の一部が補助されます。なお、資材の購入先については、特定の販売元に限定されることはなく、JA以外のルートから購入した資材であっても補助対象となる点は利用者にとって柔軟な対応といえるでしょう。
補助金額については、申請1件あたりの資材費が税抜で5万円以上であることが条件とされています。そのうえで、補助額は経費の10分の3以内とされ、最大で5万円までが補助される仕組みです。たとえば資材費が15万円の場合、その3割にあたる4万5千円が補助金として支給されます。ただし、補助金額に千円未満の端数が出た場合には切り捨て処理がされますので、事前の見積もり段階で金額を意識しておくことが重要です。
この補助制度の申請受付期間は、令和7年4月1日から令和7年12月31日までとされており、すでに申請受付が開始されています。申請手続きは、徳島県農協(旧JAアグリあなん)および東とくしま農協の各窓口にて受け付けており、窓口で必要書類を提出することで申請が可能です。農協の窓口を通じて申請することによって、提出書類の確認や制度利用の相談なども行いやすく、スムーズな申請が期待できます。
農業現場では、資材費の高騰や労力の増加といった課題が常に存在していますが、鳥獣害対策はその中でも特に深刻な問題として全国的に共通の関心事となっています。特に山間部や中山間地域では、野生動物の出没が常態化しており、耕作放棄地の増加にもつながりかねない深刻な状況にあります。今回のような補助制度は、農地を守るとともに、地域の農業を維持・発展させるための重要な一手といえるでしょう。補助金の交付を受けることで、農業者自身の負担を軽減しつつ、より強固で効果的な鳥獣害対策を講じることが可能になります。
また、この制度は一定の条件を満たせば誰でも利用できるため、資材の導入を検討している農業者にとっては今がまさに好機と言えます。申請期限である令和7年12月31日までに間に合うよう、早めに必要書類や見積もりなどの準備を進めることが大切です。補助制度をうまく活用することで、農地の保全と収穫量の安定化、さらには持続可能な農業経営につなげることができるでしょう。
制度に関する詳細や具体的な申請方法、必要書類については、各農協の窓口で丁寧に案内してもらえるため、不明な点がある場合でも安心して相談できます。地域の自然環境に即した形で被害を防止するためにも、適切な資材の選定とタイミングの良い設置が求められます。こうした行政による支援策を活用しながら、実効性のある鳥獣害対策を一歩ずつ進めていくことが、地域農業の未来を守る鍵となるはずです。
⇒ 詳しくは阿南市のWEBサイトへ