2025年10月2日
労務・人事ニュース
令和7年 最大20万円の奨励金、渋川市が県と連携した賃上げ支援策
- 「夜勤なし」/准看護師・正看護師/デイサービス/訪問看護/オンコールなし
最終更新: 2025年10月1日 23:02
- 「駅チカ」/正看護師/内科/クリニック/うれしい土日祝休み
最終更新: 2025年10月1日 23:02
- 「夜勤なし」/准看護師・正看護師/特別養護老人ホーム/介護施設/オンコールなし
最終更新: 2025年10月1日 23:02
- 「夜勤なし」/准看護師・正看護師/介護施設/残業ありません
最終更新: 2025年10月1日 23:02
令和7年 しぶかわ中小企業賃上げ応援奨励金
この記事の概要
渋川市では、群馬県が実施する「ぐんま賃上げ促進支援金」と連携し、令和7年4月以降に従業員の賃金を5%以上引き上げた市内中小企業等を対象に、追加で奨励金を給付します。従業員1人あたり1万円、1事業所あたり最大20万円が支給され、県の支援金と合わせることで、賃上げに取り組む企業の負担軽減を図ります。
渋川市が導入した「しぶかわ中小企業賃上げ応援奨励金」は、群馬県が実施する「ぐんま賃上げ促進支援金」を受給した中小企業等に対し、市独自で追加の奨励金を交付する制度です。この取り組みは、賃上げを起点とした経済の好循環を地域全体に広げることを目的としており、地域企業の経営基盤強化と雇用の安定を後押しします。
奨励金額は従業員1人あたり1万円で、1事業所あたり最大20万円までが上限となっています。例えば、対象従業員が10名の場合は10万円、20名の場合は上限の20万円を受給することが可能です。なお、法人番号単位で申請が行われるため、事業所ごとに申請するのではなく、法人全体として申請する点に注意が必要です。
対象者は、まず群馬県の「ぐんま賃上げ促進支援金」の給付決定を受けていることが前提となります。その上で、渋川市内に本社や主たる事業所、または支店や営業所を有し、かつ営業実態があることが条件です。法人の場合には、常時1人以上の従業員を市内事業所で雇用していること、税の滞納がないこと、不正受給や重大な法律違反が過去にないことなど、細かな要件が定められています。個人事業主についても、群馬県内の税務署へ開業届を提出していることや、中小企業基本法に基づく中小企業者であることが必要です。
対象従業員は市内事業所で勤務する正規雇用労働者と、週20時間以上働く非正規雇用労働者です。賃上げ率は5%以上であることが条件で、令和7年4月1日から11月30日までの間に実施された賃金引き上げが対象となります。さらに、引き上げ後の賃金が1か月以上支給されている実績があることと、少なくとも1年間継続する見込みがあることも必要です。
申請は群馬県の特設サイトから電子申請で行い、県と市への申請を同時に進めることができます。申請受付期間は令和7年7月14日から12月26日までですが、予算上限に達した場合は早期終了する可能性があります。こうした制度は、地域の中小企業が人材を確保し、従業員の生活基盤を安定させることで地域経済全体の活性化につながることが期待されます。
この記事の要点
- 従業員1人あたり1万円、最大20万円を支給する制度
- 群馬県の賃上げ促進支援金の受給決定が前提条件
- 対象は市内に事業所を有し、常時雇用者がいる中小企業等
- 対象従業員は正規労働者と週20時間以上勤務の非正規労働者
- 賃金引き上げ率は5%以上、期間は令和7年4月から11月まで
- 申請は県と市を同時に電子申請で行い、期限は12月26日まで
⇒ 詳しくは渋川市のWEBサイトへ