労務・人事ニュース

  • TOP
  • お知らせ
  • 労務・人事ニュース
  • 福岡県がEVバッテリー再資源化に最大220万円補助、申請は2025年10月31日まで

2025年10月16日

労務・人事ニュース

福岡県がEVバッテリー再資源化に最大220万円補助、申請は2025年10月31日まで

Sponsored by 求人ボックス

令和7年 GBNet福岡における福岡モデル構築に向けた実証支援補助金


この記事の概要

福岡県では、EVバッテリーの再資源化に向けた地域循環型の仕組み「福岡モデル」の構築を目的とし、使用済みバッテリーや端材から高純度レアメタルを抽出する事業に対して、最大220万円の補助金を交付する制度を実施しています。申請締切は令和7年10月31日までで、予算額に達し次第終了となります。


福岡県では、今後急増が予想されるEV車両の使用済みバッテリーを有効に再活用し、地域内で循環処理を完結させる「福岡モデル」の実現を目指して、実証支援補助金制度を展開しています。この補助金は、北部九州自動車産業グリーン先進拠点推進会議、通称GBNet福岡の構成員を対象に、EVバッテリーや関連部品の再資源化技術の確立を支援するもので、事業者によるレアメタルの抽出や、関連調査活動にかかる費用の一部が補助されます。

補助の対象となるのは、GBNet福岡に参画している企業・団体であり、補助金を利用して実施するプロジェクトについては、同組織が主催するワーキンググループや幹事会、研究会などでその進捗状況を報告し、各段階で了承を得ながら進めていくことが求められます。申請時には、実施計画書(様式第1号)と関連資料を含む提出書類一式をメールで送付し、事務局による随時の書面審査を経て、採択結果が通知される流れとなります。

補助の対象経費には、実証費用および調査費用のほか、外注・委託費や旅費、機械装置費、材料・消耗品費、講師受け入れ費、会場使用料、書籍購入費など幅広い支出が含まれます。補助率は原則として対象経費の2分の1で、補助金額の上限は220万円に設定されています。事業の実施期間は令和8年2月末までで、これに合わせて活動を完了させる必要があります。なお、募集期間は令和7年10月31日までと定められていますが、予算総額に達した時点で募集は終了となるため、早めの準備と申請が重要です。

この制度は、EVバッテリーの再利用を地域レベルで実現しようとする全国初の取り組みであり、今後の脱炭素社会構築に向けた一歩として高く評価されています。福岡県が主導するこの福岡モデルは、EV製造・使用・リサイクルまでを一体的に地域内で完結させる画期的なモデルであり、循環型社会の先進事例としても注目を集めています。

本補助金制度を活用することで、企業はこれまで技術的に課題のあった高純度レアメタルの抽出技術に関して、実証研究を加速させることができると同時に、持続可能なサプライチェーンの構築にも貢献できます。特に、EVの市場拡大により使用済みバッテリーの回収・再利用体制の整備が急務とされる中、こうした支援制度は研究開発や設備投資の負担軽減に大きく寄与します。

また、今回の制度は単なる資金支援にとどまらず、GBNet福岡内での情報共有や進捗報告を通じて、地域全体の技術力・対応力を底上げする仕組みにもなっています。企業単独での開発では得られにくい知見や連携先を見つける機会にもつながり、共同開発や新たな技術連携が期待されています。

申請を検討する企業にとっては、提出資料の作成にあたり補助対象となる経費の整理や、計画内容の明確化が求められるため、できるだけ早い段階で事務局へ相談し、内容の精度を高めることが望まれます。EV市場の成長とともに、バッテリーのライフサイクル管理の重要性が高まる中、福岡モデルの実証に参画することは、今後の事業拡大にも直結する貴重な機会となるでしょう。

この記事の要点

  • 対象はGBNet福岡構成員に限られる
  • EVバッテリーや端材から高純度レアメタルを抽出する実証事業が補助対象
  • 補助率は対象経費の2分の1、上限220万円まで
  • 事業の実施期限は令和8年2月末日まで
  • 申請受付は令和7年10月31日まで、予算上限に達し次第終了
  • 実施計画書および関連書類はメールで提出
  • ワーキンググループ等での進捗報告が求められる

⇒ 詳しくは福岡県のWEBサイトへ

パコラ通販ライフ
パコラ通販ライフ
PR記事作成サービス受付フォーム