2025年10月14日
労務・人事ニュース
出雲市が電気柵やネット設置に最大15万円補助、申請は2026年2月27日まで
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最終更新: 2025年10月14日 07:04
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令和7年 出雲市有害鳥獣被害対策事業(被害防止施設整備事業)補助金
出雲市では、農林業における有害鳥獣被害を未然に防止し、生産の安定と地域の農林業経営の維持を図るため、被害防止施設の整備に対する補助制度を設けています。この補助金は、電気牧柵や防護ネット、捕獲檻といった資材の購入に対して交付され、個人農業者や地域の農林業団体など、被害防止に取り組む幅広い主体が申請可能です。
制度の対象となるのは、市内に農地等を保有または管理している農林業者、またはそれらの者で構成される団体であり、申請に際しては市税の滞納がないことが求められます。補助の対象となる資材は、防護ネット、電気牧柵、金網防護柵、トタン板防護柵のほか、イノシシやカラスを捕獲するための檻も含まれます。労務費や交通費などは補助対象外とされています。
補助率は資材の種類と地域によって異なり、一般地域での設置では、4万円以上の資材購入費に対し2分の1以内(上限15万円)の補助が適用されます。一方、イノシシ捕獲檻やカラス捕獲檻に関しては3分の2以内で、上限は設定されていません。ただし、捕獲檻についてはイノシシ用が2基まで、カラス用が1基までと上限数が設けられています。
特筆すべきは、北山山系における鹿対策に関する補助制度です。この地域で防護ネットや電気牧柵器を設置する場合、補助率は10分の10以内、つまり全額補助となります。防護ネットについては上限30万円、電気牧柵器本体は上限7万円、関連資材については2分の1以内、上限15万円と設定されています。これにより、鹿による甚大な被害が想定されるエリアにおいて、実質的な負担なく施設を導入することが可能です。
また、令和7年7月1日からは、中山間地域で地域ぐるみの活動を行う団体に対して補助が拡充されており、防護ネットや金網防護柵などの設置に際して、4万円以上の資材費用に対して3分の2以内、上限50万円まで補助が受けられるようになっています。このように、地域の特性や活動の規模に応じて柔軟に対応できる制度設計となっています。
申請に際しては、施設の設置や資材の購入に着手する前に申請書を提出する必要があり、これを怠ると補助対象外となるため注意が必要です。申請は同一年度内で1回限りとされており、受付期間は令和7年4月1日から令和8年2月27日までとなっています。ただし、予算に達し次第受付は終了します。なお、施設の設置が完了した後は、令和8年3月末日までに設置報告書を提出する必要があります。
申請書類は出雲市役所の森林政策課または各行政センターで入手できるほか、市のホームページからダウンロードすることも可能です。必要書類には、申請書や事業計画書、見積書、位置図、写真などが含まれ、申請者の条件によって定款や市税の滞納がないことの証明書なども求められます。
この制度は、農林業の現場で実際に被害を受けている人々の実情に即した支援となっており、地域の安全と産業の維持に大きく寄与するものです。有害鳥獣による被害に悩まされている個人や団体にとって、計画的な被害防止のために積極的に活用すべき制度と言えるでしょう。設置前の相談や不明点がある場合は、出雲市森林政策課まで早めに問い合わせることが推奨されます。
⇒ 詳しくは出雲市のWEBサイトへ