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2025年10月13日

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綾部市が農業用ポンプ導入に最大10万円補助、申請は令和7年11月28日まで

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令和7年 綾部渇水対策支援事業

近年、夏期の気温上昇や降水量の減少に伴い、農業における渇水リスクが高まっており、綾部市でも農産物の収量や品質に影響が出始めています。こうした状況を受けて綾部市では、将来的な渇水への備えとして、農業者や集落営農組織などが導入する農業用ポンプ等の購入・設置に対し、その経費の一部を補助する「綾部渇水対策支援事業」を実施しています。この支援制度は、地域の農業基盤を守るとともに、安定した農作物の供給体制を維持するための具体的な取り組みとして期待されています。

対象となるのは、綾部市内において農業活動を行っている認定農業者や認定新規就農者、農地所有適格法人、または集落営農組織であることが必要です。加えて、綾部市が整備・管理しているため池の台帳に記載された池を管理するため池管理者も、支援の対象として認められています。これにより、個人・法人を問わず、地域で持続可能な農業に貢献する様々な担い手が制度の恩恵を受けられる仕組みとなっています。

補助の対象となる作物は、水稲、園芸作物、茶、そして畜産分野にわたります。これらは綾部市の農業における主要な生産品目であり、特に夏期の水不足により影響を受けやすい部門でもあります。支援対象となる資材には、農業用揚水ポンプや吸水管、ホースなどの水を確保・供給するための機器類に加え、それらの機器の稼働に必要な付属品、農業用のタンクなどが含まれています。ただし、燃料費は補助対象から除外されています。

補助が認められるのは、令和7年4月1日から令和8年3月31日までの期間に納品または導入された機材に限られます。また、1つの申請主体あたり最大で4台までの機材導入が補助対象となりますが、ため池管理者については、管理する1池ごとに最大4台までの申請が可能となっており、管理面積の大きなため池にも柔軟に対応できる体制が整えられています。

補助金額は、事業費(税抜)の2分の1以内で、上限額は1申請あたり10万円となります。ため池管理者については、管理する1池ごとに最大10万円までが上限とされており、実施規模に応じた公平な支援が行われます。なお、補助対象となる事業費は1万円(税抜)以上である必要があり、1,000円未満の端数は切り捨てとなるため、見積もりの際には注意が必要です。

申請は、綾部市農政課へ所定の申請書を提出することで受け付けられます。申請書は市の公式サイトよりPDFまたはWord形式でダウンロード可能であり、必要な情報を記入のうえ、令和7年11月28日金曜日午後5時までに必着で提出することが求められます。期限を過ぎると受付ができなくなるため、早めの準備が重要です。また、申請内容に変更が生じた場合には、専用の変更承認申請書の提出が必要となります。

この制度は、渇水という農業現場が直面する自然的リスクに対して、地域と行政が連携して備えるための支援策です。灌漑設備の導入や補強は、一過性の対策ではなく、今後の農業経営を継続していくために不可欠なインフラ整備であるといえます。農業従事者にとって、限られた水資源を有効活用するための機材導入は、生産の安定と品質確保に直結する投資であり、その負担を軽減するためのこの補助制度の活用は非常に意義深いものとなるでしょう。

制度の内容を理解したうえで、現地のニーズや営農計画に基づいた設備導入を検討し、申請を通じて実行に移すことが重要です。水不足に強い農業体制を整えるためにも、この機会を逃さず、積極的に支援制度を活用されることをおすすめします。

⇒ 詳しくは綾部市のWEBサイトへ

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