2025年9月30日
労務・人事ニュース
1丁の豆腐に込められた物語、10月9日から4日間限定の無料体験イベント
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『値段のない豆腐屋さん~みんなが納得の「フェアな値段」を考えよう~』開店(農水省)
この記事の概要
2025年10月9日から12日まで、東京・丸の内のKITTEアトリウムにて「値段のない豆腐屋さん」という体験型イベントが開催されます。この催しは、豆腐の製造から販売までの過程を学びながら、「フェアな値段」について参加者自身が考えることを目的としたもので、入場無料で誰でも参加可能です。
農林水産省が推進する「フェアプライスプロジェクト」の一環として、体験型イベント「値段のない豆腐屋さん」が、2025年10月9日(木曜日)から12日(日曜日)まで、東京・丸の内にあるKITTEの1階アトリウムで開催されることになりました。このイベントは、食品の価格がどのように決まるのか、サプライチェーンの仕組みや生産・流通に関わるコストについて、楽しみながら理解を深められる内容になっています。
近年、食料供給の持続性やコストの透明化が社会的な関心を集める中で、消費者が価格の裏にある現場の努力や背景を知ることの重要性が高まっています。今回のイベントでは、そうした課題に対して「豆腐」という日常的な食品を題材に取り上げることで、誰もが親しみやすい形で問題提起を行っています。特に、豆腐の価格には、大豆の生産、加工、包装、輸送、販売に至るまでさまざまなコストが含まれており、これらの工程が価格にどのように反映されているのかを可視化することが、本イベントの目的のひとつです。
イベントの会場となるKITTE丸の内は、JR東京駅から徒歩1分という好立地にあり、誰でも気軽に立ち寄れる場所です。開催時間は、初日の9日が13時から19時まで、2日目以降の10日から12日までは、いずれも11時から19時までとなっています。参加にあたっての費用は一切かからず、事前予約も不要で、幅広い世代の方が自由に参加できる形式となっています。
イベントの目玉である「値付け体験コーナー」では、参加者が自分自身の判断で1丁の豆腐に対して「フェアな値段」を設定する体験ができます。展示で紹介された情報をもとに値段をつけた後、レジにその金額を入力すると、実際にどのくらいの金額が生産者や流通業者など関係者に配分されるかが表示されます。この金額と、現在の平均的な「みんなで分け合うお金」とを比較することで、日常生活の中では意識されにくい価格の内訳について深く考えることができます。
展示コーナーでは、模型やパネル、映像などを活用し、豆腐が完成するまでの流れを視覚的に学べる仕組みになっています。大豆の栽培からはじまり、工場での製造工程や物流システム、小売店での販売に至るまで、サプライチェーン全体の流れが丁寧に紹介されており、特に子どもや学生にとっても分かりやすく学べる内容になっています。
このイベントは、消費者一人ひとりが「価格とは何か」「安さだけを追求して良いのか」といった問いに向き合う機会となることを目指しています。特に、物価や人件費の上昇が続く中で、持続的な食料供給を可能にするには、すべての関係者が納得できる価格形成が重要であることを社会全体で共有する必要があります。
さらに、イベントは報道機関による取材も可能とされており、その模様が各メディアを通じて広く紹介されることで、より多くの人々に価格の裏側を考える契機が提供されることが期待されています。なお、関連情報は農林水産省の特設サイトでも紹介されており、開催概要や企画の背景、取材申込方法などの詳細を確認することができます。
このような取り組みを通じて、価格の透明性と妥当性に関する理解が進むことにより、食品業界全体の健全な成長にもつながると期待されます。生産者・流通業者・販売者、そして消費者がそれぞれの立場から理解と配慮を持ち寄ることで、「フェアな値段」の社会的実現がより具体的な形で進展していくのではないでしょうか。
この記事の要点
- 2025年10月9日から12日まで東京丸の内でイベントが開催される
- 豆腐を題材にサプライチェーンや価格形成を学べる体験型イベント
- 参加は無料で事前予約不要、誰でも自由に来場可能
- 展示や値付け体験を通じて価格の内訳や背景を可視化
- フェアな価格の意味や持続可能な食料供給への理解促進を目的としている
- 参加者の値段設定に応じたコスト配分をレジで視覚的に確認できる
⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ