2025年10月6日
労務・人事ニュース
恵庭商工会議所が第4回まちゼミ開催 10月31日まで全22講座を展開
- 「夜勤のみOK」/正看護師/有料老人ホーム/介護施設/夜勤バイト/残業ありません
最終更新: 2025年10月5日 22:39
- 「駅チカ」/正看護師/デイサービス/介護施設/夜勤なし
最終更新: 2025年10月5日 22:39
- 「夜勤のみOK」/准看護師・正看護師/介護施設/ブランクのある方も歓迎
最終更新: 2025年10月5日 22:39
- 介護職員/朝倉市/福岡県西鉄甘木線/甘木駅から徒歩7,8分
最終更新: 2025年10月6日 02:01
学んで・作って・味わう!恵庭まちゼミ22講座が10月31日まで開催中
この記事の概要
恵庭商工会議所は、地域の魅力を再発見し、市民と地元店舗をつなぐ取り組みとして「第4回 恵庭まちゼミ」を10月31日まで開催している。まちゼミは、商店の店主やスタッフが講師となり、専門的な知識や生活に役立つコツを少人数制で教える無料講座で、今回は「学ぶ」「きれい」「つくる」「食べる・飲む」「健康」の5つのカテゴリーで全22講座が開講されている。
北海道恵庭市で、地域と商店をつなぐ人気の市民参加型イベント「恵庭まちゼミ」が今年も開催されている。主催は恵庭商工会議所で、今回で4回目の実施となる。開催期間は10月1日から31日までの1か月間。市内の商店主やスタッフが講師となり、それぞれの専門分野を生かした実践的な講座を開講している。市民にとっては、気軽に学びながら地域の店舗を知る絶好の機会となっており、地域コミュニティの活性化につながる取り組みとして注目されている。
まちゼミは「得する街のゼミナール」を略したもので、全国の商工会議所が中心となって全国各地で展開されている市民参加型講座だ。恵庭まちゼミでは、地元の店主や専門スタッフが自ら講師を務め、商売の知識や日常生活に役立つ知恵を直接教えてくれる。講座は少人数制で実施され、参加者が講師と双方向で交流できる点が最大の特徴である。今回の恵庭まちゼミでは、「学ぶ」「きれい」「つくる」「食べる・飲む」「健康」の5つのカテゴリーに分かれ、全22講座が開講されている。
たとえば「学ぶ」カテゴリーでは、パソコンの基本操作や家計簿のつけ方、税金の基礎知識など、日常に役立つ内容が学べる。「きれい」では、プロの美容師によるヘアケア講座や、メイクの基本を学ぶセミナーが人気を集めている。「つくる」では、手作りアクセサリーやクラフト体験が楽しめ、「食べる・飲む」では、バリスタによるコーヒーの淹れ方講座や、家庭でできる簡単スイーツ教室などが開かれている。また、「健康」分野では、姿勢改善のストレッチ講座や、薬剤師による健康相談会など、幅広い世代に役立つ内容がそろっている。
受講料はすべて無料であり、一部講座では材料費や教材費が別途必要になる場合がある。受講希望者は、希望する店舗に直接申し込みを行う形式で、電話受付またはインターネット受付が可能となっている。講座ごとに定員が設けられており、人気講座ではすでに満席となっているケースもあるため、早めの申し込みが推奨されている。
恵庭商工会議所は、この取り組みを通じて「地域の商店を知ってもらい、店と人、人と地域をつなぐきっかけを作りたい」としており、単なるセミナーではなく、地域の人々の交流を生む「コミュニティづくりの場」としての役割も担っている。実際、過去の参加者からは「店主と話すことで親近感がわき、その後もお店を利用するようになった」という声が多く寄せられている。商店にとっても新たな顧客との出会いの場となり、地域経済の循環を促す効果がある。
まちゼミはまた、商業者にとって「顧客に学びを提供することによる信頼構築の機会」となっており、店舗のブランディングやリピーター育成にもつながっている。恵庭市内の飲食店や美容院、学習塾、薬局、クラフトショップなど、さまざまな業種が参加しており、それぞれが専門知識やスキルを地域に還元している。
さらに、今回の開催では子どもからシニア層まで幅広い世代が楽しめるプログラムが充実している点も特徴だ。親子で参加できる「パン作り体験」や、シニア向けの「スマホ教室」など、家族全員が楽しめる内容が盛り込まれている。市民生活の中に「学び」と「出会い」を提供するこの取り組みは、地域の教育的側面から見ても大きな意義を持っている。
この「恵庭まちゼミ」は、地域の課題である中心市街地の活性化や店舗間の連携強化にもつながっている。店舗同士が協力して広報活動を行い、SNSやチラシを通じて情報発信するなど、地域ぐるみでの盛り上げが図られている。こうした連携が商店街全体のにぎわいづくりを支え、地域経済の持続的な発展に寄与している。
恵庭商工会議所は「まちゼミを通じて、市民が地元店舗の魅力を再発見し、まちに誇りを持つことを目指したい」としており、今後も継続的な開催を予定している。市民が学びながら商店街を訪れ、地域の経済を支える循環が生まれるこの取り組みは、地域活性化の成功モデルとして今後さらに注目を集めそうだ。
この記事の要点
- 恵庭商工会議所が「第4回恵庭まちゼミ」を10月31日まで開催
- 全22講座を「学ぶ」「きれい」「つくる」「食べる・飲む」「健康」の5分類で実施
- 店主やスタッフが講師となる少人数制の無料講座
- 一部講座で教材費が必要、申込は各店舗に直接
- 地域商店と市民の交流を促進し、中心市街地の活性化に貢献
⇒ 詳しくは恵庭商工会議所のWEBサイトへ