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5歳～小学生対象の職業体験イベント　申込締切は10月15日まで

この記事の概要

徳島商工会議所は、子どもたちに「働く喜び」と「地域経済への関心」を育むことを目的に、11月15日と16日に開催する「ちびっこインターンシップ2025」への参加申し込みを受け付けている。対象は5歳から小学校6年生までで、保護者の同伴が必要。参加費は無料で、21の店舗から希望を選び実際の仕事を体験できる。申込期間は10月15日まで。

徳島商工会議所は、地域の子どもたちに仕事の楽しさを体験してもらい、地域経済への理解を深めてもらうことを目的とした「ちびっこインターンシップ2025」を、11月15日（土）と16日（日）の2日間にわたり開催する。この取り組みは、地元企業や店舗が協力して実際の職場体験を提供するもので、未来を担う子どもたちにとって「はたらくこと」の価値を学ぶ貴重な機会となる。

対象は、5歳くらいから小学校6年生までの児童で、保護者（20歳以上）の同伴が必要とされる。参加費は無料で、徳島市中心市街地の参加店舗やイベント会場で実施される。参加希望者は、21店舗の中から第1～第3希望までを選び、オンラインの申込フォームまたはメールで申し込みを行う。申込多数の場合は抽選となり、当選者には後日メールで通知される仕組みだ。申込期間は10月1日（水）から10月15日（水）までと短いため、早めの申し込みが推奨されている。

体験当日は、ホテルのフロントスタッフやフラワーショップの店員、パン屋の販売員、美容室のアシスタント、カフェスタッフなど、21の店舗が子どもたちを迎える。実際の店舗業務を体験しながら「お客様にありがとうと言ってもらえる仕事」や「チームで協力することの大切さ」などを学ぶ内容になっている。体験を終えると、参加店舗で使用できるイベント通貨（割引券）などがプレゼントされ、働いた達成感と地域経済のつながりを実感できるよう工夫されている。

また、体験前の11月8日（土）には事前ガイダンスが開催される。ガイダンスでは、参加する子どもたちと保護者を対象に、当日の流れや注意事項、安全に関する説明などが行われる予定で、安心して参加できるよう準備が整えられている。なお、駐車券のサービスはないため、来場の際は公共交通機関の利用が推奨されている。

この「ちびっこインターンシップ」は、単なるイベントではなく、地域ぐるみで子どもたちのキャリア教育を支える取り組みとして評価が高い。徳島市の中心市街地活性化にもつながっており、店舗側にとっても地域住民との関わりを深める機会となっている。商工会議所の担当者は、「このイベントを通じて、子どもたちが仕事の大切さや人とのつながりの重要性を感じ、将来の夢を描くきっかけになってほしい」と話している。

さらに、商店街にとっては地域の将来を担う世代との接点を持つ重要な機会でもあり、参加店舗の中には親子連れを対象とした特別イベントや限定メニューを用意する店もある。地域全体で子どもたちを育てるという意識が広がり、商業と教育が連携した新しい地域づくりのモデルとして注目されている。

この取り組みは、企業の社会的責任（CSR）活動や次世代育成支援の一環としても意義がある。地域の企業が教育の現場に関わることで、将来的な人材育成や地域経済の持続性に貢献している。子どもたちが体験を通じて働くことの価値を理解することは、将来のキャリア形成や地域への愛着にもつながると期待されている。

参加申込は徳島商工会議所の公式サイトやメール（somu@tokushimacci.or.jp
）を通じて行える。申込時には参加児童と保護者の情報、希望する店舗や時間帯などを記入する必要がある。応募締切後は厳正な抽選が行われ、当選者には詳細な案内が送付される。

徳島商工会議所は、地域の産業振興と子どもたちの教育支援を両立させる形でこのイベントを継続しており、今回で20回目を迎える。地域に根ざした教育型イベントとしての評価も高く、今後も地元企業との連携を深めながら発展が期待される。

この記事の要点

• 徳島商工会議所が11月15日・16日に「ちびっこインターンシップ2025」を開催
• 対象は5歳～小学校6年生で保護者同伴、参加費無料
• 21の店舗から希望を選び実際の仕事を体験できる
• 申込期間は10月1日～15日まで、抽選で当選者を決定
• 事前ガイダンスを11月8日に実施、安全管理を徹底
• 地域と子どもをつなぐキャリア教育・地域活性化の取り組み

⇒ 詳しくは徳島商工会議所のWEBサイトへ