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2025年10月3日

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Google Workspace AI搭載Googleドライブがランサムウェア対策を強化

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大半のGoogle Workspaceプランでで利用可能、追加費用なしのAIランサムウェア対策


この記事の概要

Googleは新たにパソコン版GoogleドライブにAIを活用したランサムウェア検知と復元機能を導入しました。これにより、攻撃を受けてもクラウド同期が自動停止し、数クリックでファイルを復元できる仕組みが実現します。従来の防御策を補完し、企業や個人のデータ保護と事業継続性を強化する取り組みです。


ランサムウェアは近年、世界中の企業や公共機関に深刻な被害を与えているサイバー脅威の一つです。攻撃を受けると業務が停止し、データが暗号化されることで多大な金銭的損失や顧客情報の流出を招きます。実際、昨年の調査では観測された侵入のうち21%がランサムウェア関連であり、1件あたりの被害額は平均500万ドルを超えていることが報告されています。こうした背景から、従来のアンチウイルス対策に依存するだけでは不十分だという認識が広がりつつあります。

Googleはこの状況に対応するため、パソコン版GoogleドライブにAIを活用した新しい検知機能を搭載しました。これにより、ランサムウェアがファイルを大量に暗号化または破壊しようとする挙動を検知すると、自動的にクラウドへの同期を停止します。これにより、攻撃が広がる前にファイルの保護が行われ、ユーザーはわずか数クリックで安全な状態に戻すことが可能となります。

この仕組みはWindowsやmacOSで利用でき、GoogleドキュメントやスプレッドシートといったGoogle独自形式だけでなく、PDFやMicrosoft Officeといった一般的なファイルも保護対象となります。AI検知エンジンは数百万件のランサムウェアサンプルで学習されており、VirusTotalから新しい脅威情報を取り込むことで未知の攻撃にも対応できる柔軟性を持ちます。こうした技術により、これまで被害が特に大きかった医療、小売、教育、製造、政府といった分野においても、事業継続性を確保しやすくなると期待されています。

攻撃が検知されると、ユーザーにはパソコンとメールの両方で通知が届き、ファイル復元の手順が案内されます。従来のように複雑な再イメージング作業や高価な復旧ツールを導入する必要はなく、Googleドライブの直感的なウェブインターフェース上で、複数のファイルを一括して以前の健全な状態に戻すことが可能です。この手軽さは、特にWindowsやOfficeを利用している企業にとって大きな利点となります。

管理者にとっても、管理コンソールを通じて検知アラートを一元的に把握でき、必要に応じてエンドユーザー向け機能を有効化または無効化する柔軟な運用が可能です。また、セキュリティセンターで詳細な監査ログを確認できるため、IT部門は可視性と制御性を維持しつつセキュリティ体制を強化できます。

Googleはこの新機能をすべてのユーザーに追加費用なしで提供しており、企業ユーザーだけでなく個人ユーザーも利用可能です。すでに本日からオープンベータ版として提供が開始されており、誰でもパソコン版Googleドライブをダウンロードして利用を始めることができます。これは、企業規模を問わずデータ保護と業務継続性を確実に支える重要なステップであり、サイバーセキュリティ対策を強化したい組織にとって大きな前進となるでしょう。

専門家からも評価の声が寄せられており、業界アナリストは今回の取り組みを「日常的に直面するランサムウェアの脅威を回避する革新的な方法」と評しています。この統合機能により、Google Workspaceユーザーにとどまらず、他のオフィスソフトを利用する企業や個人にとっても高い価値が提供されると見られています。

この記事の要点

  • Googleはパソコン版GoogleドライブにAIによるランサムウェア検知と復元機能を導入
  • ランサムウェアが検出されるとクラウド同期が自動停止し、数クリックで復元可能
  • AIモデルは数百万のサンプルで学習し、VirusTotalの新規情報も反映
  • 管理者はコンソールでアラートや監査ログを確認でき、柔軟に制御可能
  • 機能はオープンベータ版として追加費用なしで提供開始

⇒ 詳しくはGoogle Workspace ブログのWEBサイトへ

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